滝藤賢一 “激推し”後輩俳優への敬意を払った態度や口調に「理想の上司!」の声

 6月29日放送の「土スタ」(NHK)に出演した滝藤賢一。言うまでもなく、放送中の朝ドラ「虎に翼」で主人公の寅子(伊藤沙莉)に大きな影響を与える上司・多岐川幸四郎を演じている。

 この日の放送では、「虎の翼」では多岐川(滝藤)の部下で、寅子と明律大学で一緒に法律を学んでいた崔香淑(ハ・ヨンス)の夫でもある汐見圭を演じている平埜生成がVTR出演。滝藤の演技に対する「熱さ」を明かした。平埜によると「本番前のスタンバイ中にいろいろお話させていただくんですけど、びっくりするぐらい演技の話しかしないんですよ」と滝藤のマジメな素顔を明かした。「『生成くんってどうやってセリフ覚えてるの?』とか。本番終わってからも『今の大丈夫だったかな…どう思う、生成くん?』みたいな話をされて。『わかんないです』っていう感じなんですけど、とにかくお芝居の話を気さくに対等にしてくださるので勉強になります」と詳細まで語り、視聴者を驚かせた。

 一方でVTRを観ていた滝藤は「(2021年に放送されたNHK朝ドラの)『カムカムエヴリバディ』に当時出演していた生成くんをマネジャーと一緒に見ていて、本当に失礼だけど、生成くんだと知らずに『この俳優さん、すっごい俳優さんですね』って言ったんです。そしたらマネジャーさんから『同じ事務所です』って言って。で『失礼しました!』ってなって。BSで『グレースの履歴』(NHK BSプレミアム、NHK BS4K昨年放送)ってドラマでご一緒した時に、『やっぱりオレの目は間違ってなかったな』って。偉そうな言い方になっちゃうけど。だから今回も(自分の)右腕じゃないけど、生成くんとは2人で1人だと思っているので。だから生成くんが(演じる汐見が)いないと多岐川は存在しない」と平埜のことを褒めちぎった。

 しかも後輩である平埜に対し丁寧な敬語をナチュラルに使い、平埜に対して敬意を払っていたことが伝わってきたことから、視聴者からはネット上で「こういう人は絶対にパワハラ、セクハラとは無関係だよね」「こういう上司が自分の上司だったらいいのに」など、滝藤を理想の上司のように語る声もあがっている。「虎に翼」の多岐川が上司だったら、部下として困る場面にも遭遇しそうだが、滝藤が上司なら、確かに困らされるようなことは起きないだろう。

(津島修子)

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