お笑いタレント・陣内智則による永野への“マジギレ疑惑”について、鬼越トマホークの坂井良多と金ちゃんが、7月2日までに更新したYouTubeチャンネルで「あれはお笑いじゃない」と断言した。
目下、SNSで大きな話題となっているのが6月22日放送の「さんまのお笑い向上委員会」(フジテレビ系)でのひと幕だ。毒舌芸で再ブレイクしつつある永野が、2年先輩の陣内に対し「やってることはお利口な猿みたい」「(芸人として)微炭酸」などと挑発したところ、陣内が「お前、シバいたろか」と永野の髪の毛を両手で引っ張り、床に引き倒すといった暴走が展開された。
その際、陣内の目が“バキバキ”だったとして、この行為が「ギャグなのか、ガチギレなのか」議論が分かれたが、鬼越の2人は口を揃えて「あれはお笑いじゃないです」と言い切った。坂井によると、新人時代から陣内を知る芸人は「最近の陣内は落ち着いちゃったけど、本来はこういう人間やもんな」と面白がっていたというが、それを知らない番組スタッフは“面白がる”余裕はなかったようだ。
金ちゃんは、「向上委員会」の収録が終わり、放送日の6月22日を迎えるまでに聞いた話として、「裏でスタッフ同士が話してて、“これはマズい”“陣内さんの目がイッちゃってる”“ヤバい、どうしよう”って。(永野との応酬は)めちゃくちゃ長尺だったんですけど、全部繋ぎ合わせて、なんとか放送できる部分を放送して。放送できない部分がめちゃくちゃあるらしいんですよ」と、編集に苦労するほど“ヤバかった”との証言を紹介している。
「坂井は、明石家さんまの存在がなければ、陣内の暴走はさらにエスカレートしていた可能性があったとも話しています。ただ、当事者である陣内は6月29日の放送回で永野への“暴行”についてイジられ、『あれは全然キレてはないです』としながらも、『僕が動くことによって何かが起こるかなと思ったら、ただイラっとしただけやったんですよ』と怒りがあったことを認めていました。事務所も違う2年後輩の芸人から『猿』とまで言われたことで、ついつい持ち前の“暴走芸”のスイッチが入ってしまったというのが真相でしょう」(テレビ誌ライター)
とはいえ、番組スタッフが大量にカットせざるを得なかったということは、「お笑いじゃない」と認識されてしまったということだろう。
(木村慎吾)