二宮和也が主演を務める日曜劇場「ブラックペアン シーズン2」(TBS系)の第3話が7月21日に放送され、世帯平均視聴率は11.1%。ここまで11%台をキープしている。
桜宮市で計画中の新病院を「スリジエハートセンター」と勝手に命名した天城雪彦(二宮)は、佐伯清剛(内野聖陽)から地元関係者への説明が先と言われる。そして、自身のセンター長就任と命名のお披露目を公開手術で行うこととなった。
そんな中、転院してきたのが、狭心症と認知症を患った生活保護受給者でもある年配女性・梶谷年子(正司花江)。担当の世良雅志(竹内涼真)は、天城雪彦(二宮)の高度な技術が必要と天城に資料を見せて手術をもちかけるが、断られてしまう。
その後、入院してきたのは、高階権太(小泉孝太郎)の患者で水野製鉄社長・水野祐一(梅沢富美男)。彼は、狭心症でバイパス手術が必要なのだが、悪性胸腺腫の手術で内胸動脈を切除しているため、通常のバイパス手術は困難だ。天城は、ダイレクトアナストモーシスを水野に提案する。
ところが、水野に私財の半分10億円の賭けをいつものように持ちかけると、「噂通りの悪魔だったな」と、断られる。水野は、佐伯清剛(内野聖陽)が計画している新病院への出資を取りまとめている理事で、天城のセンター長就任を阻止すると宣言する。
そんな中、年子の息子・孝利(立川談春)が、働いている工事現場で金属パイプの破片が足に突き刺さったまま、母のいる病院にやってきた。治療後、ケガは仕事中のことだったが、労災が申請できないと世良に訴える孝利の前に天城が現れ、今度は母親を公開で手術すると前言を翻したのだった。
公開手術は、天城と世良によって、無事成功。天城は集まった人たちに、募金をお願いする。さらにその場で、天城は、孝利が働いていたのは、水野の会社で、仕事中の事故でありながら労災申請を拒否されていたことを明かす。そして、水野が新病院のプロジェクト参加にふさわしくない人物だと進言したのだ。
視聴者の感想としては「共闘、カッコよかった。鳥肌でした」「回を追うごとにテンポが上がってきて面白くなってきた!」「世良先生の成長に涙だよ」など、天城と世良の執刀シーンに心躍らされたようだ。
次回は、シーズン1に続き、医療ジャーナル誌の最高権威である「日本外科ジャーナル」の編集長役で、加藤浩次が登場。どんな展開が待ち受けているのか、楽しみだ。