かつての女性共演者からの真偽不明ながら、ほぼ名指しと言える“性被害”を告発をされたことで、多くのバッシングを浴びた歌手で俳優の長渕剛が7月20日、滞在中の韓国で“優しさ”に触れたと語り、「街も東京より凄いぞ!!」と感動を綴っている。
この日、長渕はデザートの乗ったトレイを笑顔で持っている写真を掲載し、「韓国にいる。この国のアーティストと話をしたよ。いっしょになんかやろう♪って」と現地での交流について書き出した。
続けて、「しかし、この国の人たちは、優しいな!! そして食に溢れ 活気に満ちている。街も東京より凄いぞ!! ホテルの朝のジムには老若男女、身体を鍛え続ける意識が日本よりも大衆化している。とにかく元気だ!!」と、韓国での温かいもてなしや、日本に比べて健康への意識が高かったことに感銘を受けたようだ。
「この国の人たちは、優しい」「街も東京より凄い」といった言い回しからは、暗に日本での扱われ方に不満を抱いているかのよう。発端は昨年9月。過去に共演した元女優によるイニシャルでの“性被害告発”だった。あくまで彼女の証言ベースの告発で、客観的な証拠はない。それだけに長渕本人も今年6月30日開催のライブ中、「この半年くらい、クソネットのウヨどもに悩まされた」「叩かれ慣れてるけど、腹立ったもんね、久しぶりに」「ハッキリ言いますよ!事実無根です!」と潔白を主張。これにファンからは大歓声が上がっていた。
が、ネット上では今も疑心暗鬼になっている人は多い。いわく、「記者会見を開いてちゃんと主張するなら分かるんだが、ファンという名の信者しかいないところで事実無根と言ってもね」「事実無根なら立派な名誉毀損。出るところに出て白黒つけるべき。そうしないということは…と思われても仕方ない」とする反応も散見された。
そうした疑いの声にも辟易したのか、今回、韓国での待遇に感謝した長渕。ただ、これにも、前述したように、日本と比較するような言い回しとなったことで、「ならそちらに永住すれば?」「自分がまいたタネでしょ」と、またもアンチの突き放すようなコメントが見られたのだった。
長渕としては昔のことでもあり、熟慮の上の判断で名誉棄損での訴訟などを起こしていない現状であろうことは察することはできるものの、ファン以外にとっては、また、ファンの中にも長渕本人による説明が足りていない印象は否めず、「長くファンでしたが、もう応援やめました」とのコメントも。
長渕からすると、このまま言われなき批判が続くようであれば、韓国を新たな主戦場とする可能性も考えられるのかもしれない。
(木村慎吾)