お笑いコンビ・品川庄司の品川祐が7月22日放送の「大悟の芸人領収書」(日本テレビ系)に出演し、“今が旬”の嫌われタレントが次々に相談にやってくるという事態を嘆いている。
“嫌われ芸人”のパイオニア的存在だった品川だが、その影響からか、最近ではお見送り芸人しんいち、コロコロチキチキペッパーズ・ナダル、宮迫博之、TKO・木下隆行、キングコング・西野亮廣、オリエンタルラジオ・中田敦彦といった「旬の嫌われ者が相談に来る」という。しんいちに至っては「1回も共演したことない俺の楽屋に来て、『嫌われてるんですけど、どうしたらいいですか?』みたいな」と唐突なアプローチをされたとのことだ。
その道の専門家として認識されているようだが、品川は「俺、嫌われの始祖じゃないです」と困惑。また、「飲みに行くのはいいけど、“俺、嫌われてるんです”っていうのを聞いている時間って何なん?」と疑問視し、「“品川さんは嫌われきったからいいじゃないですか”って、悪口ですよね? 相談の中に俺の悪口が入ってる」「ナダルは嫌われ(キャラ)で稼いでる。西野なんてカリスマになってる。俺は嫌われ街道の入り口にいる地蔵じゃない。俺は嫌われ地蔵じゃない」と不満を漏らした。
「若手時代の品川は尖りまくっていたことを本人も認めており、先輩後輩関係なく、共演した芸人やスタッフへ悪態をついていたようです。しんいちはそうした品川の過去を『可愛げゼロの嫌われ方』『スタッフさんがホンマに嫌う、嫌われ方』などと表現し、一時はバラエティ番組への出演からも遠ざかっていた時期があるほど。そんな品川にアドバイスを求めるのは、業界全体から嫌われた逆境をものともせず、息の長い活動を続けているタフさやサバイバル術を学びたいという思いがあるからでしょう。2018年には『アメトーーク!』(テレビ朝日系)で、『ありがとう品川〜嫌われ者に救われた芸人たち〜』という特集が組まれ、嫌われきって1周回った人間にしかたどり着けない境地に達しているといえますね」(テレビ誌ライター)
今後も品川の元には新世代の“鼻つまみ芸人”が訪れることになりそうだ。
(木村慎吾)