かつてHKT48やNMB48の“元気印”として活躍していたタレント・村重杏奈にとって、「たくましすぎる」ことは人気を阻む原因にもなっていたようだ。テレビ朝日が運営する公式YouTubeチャンネル「動画、はじめてみました」(7月19日付)の中で、ファンからのストレートな言葉に悩まされていたことを明かしている。
元AKB48の横山由依、柏木由紀とともにバーベキューを楽しみながら「女子の本音トーク」を展開した村重。「アイドル時代にキツかった仕事」にまつわる話題では、仕事というよりも「“人気がなかった”こととかですかね」と、なかなか“アイドルオタク”の心に刺さらなかったことが最もキツかったという。
村重は「オタクっていうものは(アイドルを)支えたい精神だと思いませんか?“オタク心理”っていうものなんですかね。“ボクがいなきゃダメだ”っていう(思わせる)子が結構人気出たりする」と持論を述べ、「だから、ファンの人に言われてスゴい衝撃だったのが、『村重はたくましすぎる』って。元気いっぱいすぎて、支えなくても生きていけるんですよ。オタク心理に当てはまってないって気付いた瞬間、やりづらくてしょうがなかったです」と、パワフルさがアダになっていたと感じたようだ。
「確かに村重の最近のバラエティーでの活躍を見ていても、他のタレントの存在をねじ伏せてでも“前へ前へ”という貪欲な姿勢が伝わり、結果として超売れっ子の人気株となっています。タレントとしては大きな強みではあるものの、オタク心理にはそれがハマらなかったという分析もうなずけます。ただ、村重は2014年6月の第6回AKB48選抜総選挙で67位に入り、アップカミングガールズに選ばれるも、その少し後に当時ジャニーズJr.だった俳優・阿部顕嵐との“深夜密会写真”が週刊文春に報じられました。ファンに対しては釈明はいっさいしなかったんですが、さらに村重が自身のスキャンダルに触れて『文春は偽造です』と声を張り上げる動画がネットに流出。もちろん、『たくましすぎる』こともオタクに響かなかった理由の一つなのでしょうが、さぁこれから!というタイミングでアイドルとしてのタブーが報じられてしまったことも、一部から支持されなかった原因ではないでしょうか」(テレビ誌ライター)
現在はそのエネルギッシュな“グイグイ精神”で際立った存在感を放っている村重。アイドルというよりはそもそもバラエティタレントのほうが向いているタイプだったのかもしれない。
(木村慎吾)