俳優・木村拓哉やモデル・近藤千尋、そして、かつては直属の先輩だったお笑いコンビ・元「雨上がり決死隊」宮迫博之への暴言で話題を集めてきた霜降り明星・粗品。だが、相手を間違えると、とんでもないことになっていたかもしれない。7月31日、粗品の暴言の“被害者”の1人である宮迫がYouTubeチャンネル「たけし軍団TV」に出演。騒動を振り返っている。
大御所芸人・ビートたけしの軍団員として知られるガダルカナル・タカ、つまみ枝豆がメインを務める同チャンネルで、宮迫は、20年以上も後輩の粗品から「おもんない」「先輩ちゃう、あんなヤツ」などとこき下ろされた件に言及。
騒動の最中には、周囲からメンタルを心配する長文のメールが届いたと明かすも、本人としては「何ともないですよ」と前向きに捉えていたという。すると、宮迫の言葉を聞き入っていた枝豆は徐々に表情が険しくなり、「ここ使わなくてもいいんだけど…」と切り出して「オレは粗品にそれを言われたら、必ずいってるのね。誰が何と言おうと絶対いくのね。いくら何でもあの口の利き方はないだろうっていうのは、オレはそうやって育ってきてるから。それは失礼すぎる」と、自分なら“報復行動を起こしている”とほぼ断言に近い示唆をした。続けて、「それに苦言を呈するヤツがいないというのが不思議でしょうがなくて。苦言を呈すると、そいつもつつかれるっていう、何か変な流れになってる。ただ、それはやはり腹が立つことなので、腹が立つことは立てていいんじゃないかなぁとオレは思ったりもする。ただ、立てれば立てるほど、向こうの思うツボみたいなところもあるじゃない」と、粗品を注意する人間がいないことにも違和感を覚えたようだ。
また、当初、枝豆は宮迫と粗品の間に深い関係性があり、その上でネタの応酬を演じているものと思っていたが、「でも、“ちょっと違うぞ”となってきた」と説明。粗品が宮迫をボロクソに言い放っている動画を見た際は「何言ってんだコイツ」と感じていたと振り返っている。
「師匠であるたけしを長年敬愛し続けている枝豆は、お笑い界屈指の武闘派芸人としても知られており、過去には、ドッキリ企画中に仕掛け人が『たけし』と呼び捨てしたことに激昂。『オレの前で“たけし”って言うな!“たけしさん”だろ!』と詰め寄り、上下関係に誰よりも厳しい対応を見せていました。そんな枝豆からすると、粗品の、20年以上も先輩の宮迫に暴言を吐く振る舞いは全く理解できないということでしょう。一方の粗品は、宮迫への暴言に対して苦言を呈してきた吉本興業の重鎮・西川のりおや、歌手・嘉門タツオについても、今年の『FNS27時間テレビ』(フジテレビ系)内で『みんな、老害』とバッサリ。今回、枝豆は、西川や嘉門以上にハッキリと“生意気な口の利き方”に『失礼すぎる』と注意を入れており、粗品の新たな対応に注目が集まっていますが、ネットでは『これで粗品がたけしや軍団に噛み付いたら本物。でも結局は粗品も相手を見てやってるだけなので、絶対にそこには手を出さない』との声や、『負けそうな相手にはいかないなら、結局は粗品もフツーの人』とする反応がありました」(テレビ誌ライター)
報復を恐れてのスルーか、それとも、枝豆相手にも食ってかかるのか。粗品の次なる一手に注目だ。
(木村慎吾)