松本若菜主演ドラマ「西園寺さんは家事をしない」(TBS系)の第9話が9月3日に放送され、世帯平均視聴率は6.2%だった。同回は、「津田健次郎が演じる“横井和人”」劇場であった。
楠見俊直(松村北斗=SixTONES)への特別な想いがあることを自覚した西園寺一妃(松本)は、横井に別れを切り出す。
けれども横井は、チャンスがほしいと食い下がる。そして、西園寺と横井がコラボした動画の最終回に、1泊2日のグランピングを提案。撮影スタッフには、楠見と娘のルカ(倉田瑛茉)も参加することになった。
その夜、横井は西園寺が楠見への想いがあっても「あなたと家族になりたい」と告白するのだが…。
そんな中、西園寺の父親が急病ということで、西園寺と楠見、横井で病院に駆け付ける。幸い、西園寺の早とちりで父親は足を骨折しただけだった。
そして、コラボ最後の撮影へ。西園寺はいないが、横井1人で撮影は進んだ。この日の料理は「流しそうめん」。時短がテーマのコラボ企画にもかかわらず、横井は出汁とりからめんつゆを作り始める。続けて、昆布や鰹節は途中で鍋から取り出すけれども、味として残り続ける。人生も出会いがあって別れもあるが、心の中に記憶は残るということを、切々と話した。もちろん、西園寺の心に横井は色濃く残り、2人は別れることになる。
この展開に視聴者は「横井さんの言葉、重くて沁みた」「横井さん切ない」「どこまでも優しくて素敵な人」など、横井劇場は大盛会だった。
「この感動的なシーンの後、西園寺は楠見に家の離れから出ていくように言います。横井と別れて、西園寺と楠見の恋愛モードを期待していた人にとっては、肩透かしをくらったようで、驚いていました」(テレビ誌ライター)
楠見への退去理由は、西園寺の父・康平(浅野和之)を離れに住まわせるためで、“偽家族”は継続するというのだが…。ますます、目が離せない展開が待っているようだ。