モデル・Koki,が9月2日、自身のインスタグラムアカウントを更新し、母で歌手・工藤静香と共にドライブを楽しむ様子をお披露目している。
Koki,は「Drive date」と綴り、助手席に座って笑顔でカメラを見つめる自撮り写真を公開。運転席にはハンドルを握る工藤の姿があり、2人の間には愛犬・ルンが身を乗り出すスリーショットだ。
Koki,のインスタグラムでは珍しい、母・工藤と1枚の写真に収まる仲睦まじい投稿となったが、気になるのは、愛犬がドライバーの工藤のすぐ隣に位置している点だ。
道路交通法によれば、車を運転中のペットは乗員ではなく「モノ」の扱いとなり、どこに座るかの指定や、シートベルト着用の義務はない。だが、ドライバーが膝の上に乗せて運転をしたり、ペットが窓から顔を出す、もしくは運転手の視野を遮る可能性があるような乗せ方をした場合には、取り締まりの対象となる。
今回、愛犬は助手席に座るKoki,に抱き抱えられるような形で乗車しているが、大型で存在感があり、運転する工藤のすぐ横にまで迫っている。
「法律上はシートベルト着用の義務はないですが、急ブレーキによるケガを防ぐために、クッション性のあるドライブボックスやドライブハーネスを使用する愛犬家が多いです。ペットの安全を守るためだけでなく、車内を自由に動き回れる状態にしておくことは運転ミスを誘発する可能性がありますからね。そのため、今回のKoki,の画像に対しSNSでは『有名人だからこそちゃんとお手本を見せないといけないんじゃないのかね』『膝の上のペット。何かあったらペットは真っ先に死んじゃうよ? 本当に愛犬家なのかな』『犬の位置が危険すぎるでしょ』『うちにも大型犬がいますが、一瞬たりとも助手席に座らせる事なんてありません』などの反応が殺到。車に乗せることに慣れているのでしょうが、運転中は何があるか分かりませんからね」(メディア誌ライター)
工藤といえば、夏の猛暑に犬を散歩させる行為に対して「この炎天下の中、犬を歩かせている方がいます。犬の足に慣れなんてありません。道路を触ってみてください」などと苦言を呈し、愛犬家から絶賛されたことがある。一方で、2021年8月のインスタグラムでは、シャネルやディオールといった高級ブランドの香水がズラリと並ぶ動画をアップし、香りへのこだわりや思い入れを長文で熱弁。「私のお部屋は毎日違う香りがしています」と綴ると、コメント欄には「お部屋や自分に香水って、ワンちゃんたちは大丈夫なんですか?」「私は愛犬のために香水は使いません。少し愛犬の事を考えてあげてはいかがですか?」と、人間のおよそ100万倍の嗅覚を持つ愛犬への影響を危惧する書き込みも見られている。
ペットとの向き合い方は人それぞれではあるものの、運転中は他者を巻き込むリスクをはらむため、ドライバーに近い位置に犬を座らせることはなるべく避けたほうがいいだろう。
(木村慎吾)