9月7日放送の「メシドラ」(日本テレビ系)にゲスト出演したことで炎上騒ぎになっている森田剛。
満島真之介とお笑いコンビEXITの兼近大樹がゲストを迎え、美味しそうな「メシ」を探して食べて「ドラ」イブする、「完全NO台本&NO仕込み」のドキュメンタリー要素のある紀行バラエティ番組のため、ゲストの素顔が見えやすいと言われているのだが、どうやら森田は「45歳の素顔」の見せ方を失敗したようだ。
番組冒頭では、後部座席の森田のことを満島が「何時間でもコーラかコーヒーのみでいける人だから」「みんな飲んだり食ったりしてる中で、1人だけずっとコーラかコーヒー飲んでるんだよ。だから口に物を入れてるの見たことない」と説明。
満島の「森田評」を聴いていた兼近が「今日も、もしかしたら食べない?」と聞くと、満島は「(その可能性は)あるよ、あるよ」と笑っていたから、満島はたとえ森田が何も食べなくても、それでもいいと思っていたのだろう。
この日のロケは埼玉県越谷市周辺で行われ、最初に3人が向かったのは地元で人気のカフェ&レストラン。満島と兼近がフレンチトーストやかき氷を注文しても、森田はアイスコーヒーのみを注文。3人はドリンクで乾杯すると、アイスコーヒーをぐいっと飲んだ森田は「いいね!」と笑顔を見せたが、オーナーおすすめのカレーやフレンチトーストがテーブルに並んでも、森田に食べようとする“気配はゼロ”。番組スタッフから「食べないんですか?」と質問されると「俺、食べない」と閉店ガラガラと聞こえてきそうな返答が。
さらには「タバコ吸ってきていい?」と言い、席を立ってカメラからフレームアウト。ちなみに狭山茶を使ったかき氷だけはひと口食べて「うわ、美味い」と言い、その後も手を伸ばしていたことは特筆すべきだろう。
2軒目のイタリアンレストランでも、森田は「オレ大丈夫」と食事には口をつけず。兼近から「メシをそんな食わないってことですか?普段から」と質問された森田は、「仕事の時とかは、夜1食とかが多い。朝も昼も食べずに夜だけみたいな」と「食事をしない」ことが“平常運転”であると返答。
兼近が「じゃあ食リポの番組とか出るわけないっすね」と続けると、「できないと思う。だって、食いたくないから」と、自分の立場を理解していない発言をポロッと漏らす森田。それを聞き逃さなかった兼近が「よく『メシドラ』っていう名前ついてる番組に(出演)許可出してくれましたね」と言うと、なんと森田は「そういうこと?だから食ってんの?」と驚いた表情に。
兼近から「『メシ』と『ドライブ』で『メシドラ』っていう…」と番組について説明されると、森田は「今、初めて気づいた!」「だから食ってんだ…」と、やっと番組の趣旨を理解したと告白。森田は「普通に『(満島も兼近も)食欲あんなー』って思って」「俺(『メシドラ』という番組名の)『ドラ』しか(頭に)入ってきてなかった」と言い、番組スタッフから「食べないゲスト初めてです」と指摘されながら、大好きなアイスコーヒーをすする姿が放送された。
さらには「ドライブ番組」だと思ったから出演した、食事をする番組だとわかっていたら出演していなかったかもしれないと言い、「ちょっと反省してる」と笑顔を見せるシーンもあった。そしてこの店のロケ終盤には、兼近が頼んだボンゴレビアンコを見て「アサリだけちょっともらう」と手を伸ばし、1つ食べて美味しかったようで2つ目もパクリ。
しかし満島がボンゴレビアンコを「美味い!」と言いながら食べていると、森田は唐突に「どうでもいいわー」と笑みを浮かべ、「ほんと興味なーい。お前が何食おうが、どう思おうが。知らねーし」と自由奔放なコメントを放ち、視聴者のざらついた気持ちを逆なですることとなったのだ。
これが「森田剛らしさ」なのかもしれないが、令和の現在ではただただ非常識にしか見えなかった。45歳のおじさんが30代の後輩2人に気を遣われて、そのことにまったく気付かない様子を見ながら、自分はそうならないように注意しようと強く思った。
(森山いま)