歌手・浜崎あゆみのライブツアー「TA LIMITED Thank U tour 2024」が開催当日の9月11日、突如中止となったことが発表された。それに先駆け、前日深夜には浜崎がインスタグラムから“意味深メッセージ”を綴っていたことで様々な反響を呼んでいる。
浜崎の公式サイトの発表によれば、ライブ前日の公演中に「音響並びに演出機材の技術的なトラブルが発覚いたしました」とのことで、「本日ただ今まで復旧に向けて調整対応を続けてまいりましたが、現時点でその目処が立たず、浜崎あゆみ及びスタッフ一同協議の末、直前でのご案内となり誠に申し訳ありませんが、本日の公演の開催を中止させていただくことにいたしました」とのこと。今後、チケットの払い戻しの調整を進めることも併せて発表しているが、当日の開催中止という事態に、ネットには「本人の体調不良ならいいが、演出関係で中止となると、完全にやる側のミス。これで中止というのは酷いなと思う」「飛行機に乗って前乗りして、宿泊して来てる人も多い中で、チケットだけ払い戻しされても…」「100年のファン心も冷める」などの声が相次いだ。ただ、前日には“ライブの顔”の浜崎がインスタグラムストーリーズに何やら言いたげな文章を投稿していたのだ。
10日夜、「やるべきことをとことん突き詰めて準備しても起きるミスやアクシデントはどうしたってあるだろう。私たちは人間だから。でもさ、責任が伴わない自由なんて存在しないのよ。それはただの“混沌”てやつです。わたしが心底嫌いなやつ」と綴ると、その後は「だから明日も真面目を積み重ねた上にしか成立しない遊びを思い切りやるんだ! それが浜崎学園だ!!!」と意気込んでいる。
「前夜の段階で何らかのトラブルが発生していたことを匂わせる内容でしたが、その後の投稿では、予定通りの開催を前提にしたような文面となっています。ただ、一部では、これが浜崎によるスタッフへの責任転嫁をアピールするものだと勘繰る声もあります。『でもさ、責任が―』のくだりに、“もし中止になってもその原因はワタシじゃありません!”という事前の保険をかけたニュアンスが感じられるというんです。現場スタッフにはこれに反論する発信の場がないため、実際に何が起きていたのかを知る術はありませんが、“浜崎あゆみのライブツアー”と銘打っている以上、たとえ本人に非がなくとも、中止となればその矢面に立つのはスタッフではなく歌手本人であるべきと考えるのが普通でしょう。また、開催場所は巨大なドームなどではなく、収容人数600~700人ほどの比較的小規模な『Zepp Fukuoka』なので、機材が壊れてもアカペラでの歌唱を聞きたかったと悲しむ声見られました」(テレビ誌ライター)
ファンのためにも、浜崎から、改めての説明がほしいところだ。
(木村慎吾)