9月27日に投開票を迎える自民党総裁選で最有力候補とされる小泉進次郎元環境相について、WEST.中間淳太が“推せない”理由を素直に語っている。
進次郎氏の出馬を巡っては、60代がひしめく候補者にあって、43歳という若さを有している点や、父で元総理の純一郎氏を支持していた層からの絶大な人気を誇っていることなどが強みとして伝えられている。
しかし、総裁選を勝ち抜いた後の具体的な政策の構想では、やや疑問が残る部分があるという。
9月14日放送の報道番組「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」(ABC)に出演した京都大学大学院教授の藤井聡氏は、進次郎氏が計画している“年収の壁”を撤廃しようという改革案を「大増税」政策だと表現し、「財務省が長年やりたいこと。進次郎さんはめっちゃ人気だから、振りつけて客寄せパンダに乗せて、やらせたろうと(財務省が)思っている」と指摘した。
そして、元財務省官僚で経済学者・高橋洋一氏も同様の見方を示したうえで、当の進次郎氏本人はそうした財務省側の“画策”を「よくわからないで(改革案を)しゃべってると思う。みんな、パートも主婦も(課税対象に)適用しますって平気で言ってるけど、大変なこと」「(周囲の人間から)言われて、そのまま言っちゃってる感じがしてる」と推察し、都合良く利用されている可能性に触れた。
すると、中間も、進次郎氏が総理に選ばれた場合に若い総理が誕生することは「良いのかもしれない」としつつ、「ボクが見てて思うのは、“小泉さんが思っていることなのかな?”ってことばっかりなんですよ。他の人に入れられたことをしゃべってるだけやから、もしそう(総理に)なった場合、めちゃくちゃ怖いなって思います」との見解を述べている。
「進次郎氏に関しては、タレントのマツコ・デラックスも2012年2月放送の『5時に夢中!』(TOKYO MX)で、“どんなイメージか?”を聞かれ『大っ嫌いです』『血ヘドを吐くほど嫌い』『このガキが何をしてくれたのよ』と一蹴。さらに、小泉氏の口ぶりを『絶対に誰かからコントロールされてるしゃべりじゃない?』『“何を聞かれたらこう答える”みたいなのがちゃんとできてんのよ。“答えてる”だけ。それだけの男でしょ。誰かにうまく言われた通りにやる能力はあるのかもしれないけど』などとバッサリ斬り捨て、その“操り人形ぶり”に12年前の時点で拒否反応を示していました。ルックスも良く、サラブレッドな存在の進次郎氏は、今やアイドル的人気すら誇る、若手の超人気株です。それだけに、その背後にいる人間たちにとっては、通常であれば反発を受けるような改革案を打ち出すための“傀儡総理”としては抜群に適した人材だと考えられてしまっているかもしれません」(テレビ誌ライター)
日本の未来を大きく左右することになる総裁選。泣いても笑っても9月中にはその結果が決まることになるが、はたして中間も「めちゃくちゃ怖い」と心配するような展開になってしまうのだろうか…。
(木村慎吾)