9月23日に第12話で最終回を迎えるドラマ「夫の家庭を壊すまで」(テレビ東京系)に疑問の声があがっている。それは忍成修吾演じるシングルファーザーの田口が「本当に善人なのか?」という声だ。
忍成と言えばこれまで「実は悪人」「実は裏切者」といった悪役やクズキャラを演じることが多かったため、9月16日放送の第11話で、みのり(松本まりか)が田口(忍成)からストーカー行為をされているのではないかと怯えるシーンでは、多くの視聴者がみのりと一緒になって手に汗を握ったようだ。
その後、田口自身から「ストーカーではない」と明かされたが、ネット上では最終回目前となった今でも「田口は本当に善人なのか?」と議論されている。これはひとえに“役者・忍成修吾”のなせる技だろう。「何か怪しい」「裏の顔がありそう」と思わせる忍成が演じるからこそ、第2章となった第9話から新登場した田口琥太郎というキャラを視聴者に印象付けてくれたことは間違いない。
赤石真菜氏の原案・原作による、このドラマと同名の原作マンガを読む限りでは田口は善人として描かれている。しかしドラマオリジナルの演出がある可能性も捨てられないから、果たして忍成にとって田口はめずらしい”善人キャラ”なのか、いつも通りの”実は悪人キャラ”なのか、この目で確かめるしかなさそうだ。
(森山いま)