7月25日の配信開始以来、大きな話題を集め、10月時点でもNetflix人気ランキング上位に君臨する社会派サスペンスドラマ「地面師たち」。俳優・綾野剛や豊川悦司、北村一輝といった豪華なキャストが集結する中、お笑いタレント・アントニーの名演にも注目が集まっているが、実はもう1人、同じ吉本興業所属芸人がキャスティングされ、実際に撮影にも参加していたというのだ。
同作での大抜擢をめぐっては、8月25日放送の「上沼・高田のクギズケ!」(読売テレビ)にゲスト出演した際、ギャラ事情を聞かれたアントニーが「僕レベルで、“あっ、こんなにもらえるんだ”って」と正直な感想を話すなど、Netflixの破格待遇ぶりを仄めかしていた。
そして、その“大チャンス”を直前で自ら潰してしまったのが、お笑いコンビ・とろサーモンの久保田かずのぶだという。
「『女性自身』が10月10日の記事で報じたところによれば、久保田はオーディションに参加することなく、『地面師たち』の大根仁監督から直の指名を受けて出演が決定したとのこと。新米刑事役を演じた池田エライザとのやり取りをするシーンが予定されていたものの、久保田はセリフを覚えずに撮影場所に現れ、何度もアドリブを連発。大根監督からNGを出されても聞かなかったことから、最後は監督が久保田の降板を決めたのだといいます。池田にとっても撮影当日に相手役が急きょ交代するという展開は予想だにしていなかったでしょう」(テレビ誌ライター)
“型にハマらない”芸人として、何をやらかすかわからない空気感をまとっているのも久保田の魅力ではあるが、さすがのNetflixもその扱いに苦労したようだ。
また、過去には、Amazon Prime Videoでも、久保田の不適切かつ“下品すぎる”振る舞いが原因で長編コンテンツがお蔵入りになったという“前科”がある。
「ダウンタウン・松本人志が企画・プロデュースを担当する『ドキュメンタル』は、10人の挑戦者たちが互いを笑わせ合い、最後まで笑わずに耐えた人物が賞金1000万円を手にするという、お笑いサバイバル番組。久保田は本来シーズン8となる予定だった配信回に出演するも、“何でもありのバトル”という設定を履き違えたのか、下半身を見せつける暴走芸を披露してしまい、Amazonの役員が大激怒する事態に。その結果、いったん配信はキャンセルとされ、のちに『アマゾン初のお蔵入り!幻のシーズン&誰か悪かったのか!?緊急討論会』などと銘打ち、特別編として配信される運びとなりました」(テレビ誌ライター)
NetflixやAmazon Prime Videoなどは、地上波テレビ放送とは違い、枠にとらわれない自由なコンテンツ作りが武器とされる配信サービスではあるが、それでも久保田だけは対応に困るほどの要注意人物のようだ。
(木村慎吾)