お笑いコンビ・サンドウィッチマンの伊達みきおが10月19日に自身がパーソナリティを務めるラジオ番組「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー」(ニッポン放送)に出演し、俳優・木村拓哉に驚かされたエピソードを紹介している。
伊達が振り返ったのは、まだ現在ほどの売れっ子ではなく、バラエティーへの出演が少しずつ増え始めた若手の“無名時代”のこと。「当時、オレらがやっとテレビ局とかでお仕事ができるようになった時にね、SMAPがワーッと向こうから来て。『カッコいい! SMAPだ!』って」と、偶然にもSMAPと遭遇することがあったという。
伊達は「『サンドウィッチマンです』って、頭下げてご挨拶したら、木村さんだけ足を止めてくれて、『木村拓哉です』って言ってくれた。たぶん(当時は)オレなんか誰も知らないと思うよ」と、わざわざ立ち止まって丁寧な挨拶を返してくれたと明かした。
これに相方・富澤たけしから「事務所の社長とかだと思ったんじゃない? じゃないと足を止める理由がわからない」と指摘されると、伊達は「いや、だからビックリしたの。やっぱ、スゲェんだなぁと思って」と、国民的スターによる気遣いに感心させられたと振り返っている。
「木村といえば、霜降り明星・粗品がテレビ局でたまたま遭遇して挨拶するも、無視してスルーされたと暴露し、物議を醸しました。伊達と同様、テレビ局でのすれ違いからの挨拶というシチュエーションながら、両者は全く対照的な対応をされたことになります。粗品のエピソードには、大勢から挨拶をされる存在である木村が“たまたま粗品の声掛けに気付かなかった説”を指摘する声もあり、今回の無名時代の伊達への丁寧な対応を踏まえても、やはり木村が局内でのタレントからの挨拶を“シカト”するというのは考えづらいですね。また、木村の先輩に対するリスペクトと忠誠心については、付き合いの長い明石家さんまも“信頼できる男”だと讃えており、仮に本当に粗品からの挨拶を無視したのであれば、礼儀に厳しい木村にとって、“返したくないような挨拶のやり方だった”という可能性も考えられるのではないでしょうか」(テレビ誌ライター)
いずれにせよ、粗品の一方的な主張だけでなく、木村側の説明も聞いてみたいところである。
(木村慎吾)