ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏による「M-1グランプリ論」が激しい議論を巻き起こしている。
発端となったのは、堀江氏が「M-1グランプリの高視聴率は日本人の言語能力の低さを反映している」と持論を語った10月22日配信のネットニュース。
「堀江氏はM-1について『観客が爆笑していても私はまったく笑えない』と明言。その理由として、M-1に出る漫才は観客に伝わりやすい言葉で、観客の予想を巧妙に裏切るように設計されているため、そうした構造によって逆に言語能力の高い人はオチのパターンがある程度予測できることを挙げていました」(お笑い関係者)
過去にも、ダウンタウン・松本人志の笑いを「つまんない」と一刀両断し、好きな芸人として井戸田潤や小島よしおを挙げていた堀江氏。
今回の「M-1グランプリ論」には現役の芸人からも反論が寄せられた。前出・関係者が続ける。
「Xでは『R-1ぐらんぷり2009』の王者である中山功太が堀江氏に面会を希望し、『論破させていただきます』と挑発していた。その後、中山の投稿は削除されましたが、お笑い業界の権威であるM-1に疑問を呈した堀江氏の発言を快く思っていない芸人は少なくないでしょう」
堀江氏と中山は今年7月にも、中山のラジオ発言を巡って「頭悪いね」「カスは黙っとけよ」とバトルを展開していた。さて今回の「M-1論争」の行方は。
(塚原真弓)