今回は、結婚14年目を迎える俳優・柳楽優弥さん&豊田エリーさん夫妻について占ってみたいと思います。若くして結婚した2人には、何か特別なつながりがあるかもしれません。2人の愛称を読み解くことで、その秘密が見えてくるはずです。
今回使用するのも、ホロスコープのダブルチャート。2人のホロスコープを出し、組み合わせることによって相性などを見る占法です。ホロスコープというのは、西洋占星術に欠かせない星の配置図のこと。その人が生まれた瞬間に、どの星がどの場所に位置していたかを見ます。それを分析することにより、その人の性格や人生、意識、好み、価値観、才能、恋愛、仕事等、詳細がわかるとされているのです。また、過去・現在・未来についても占うことができます。では、さっそく2人のホロスコープを重ね合わせ、相性を占っていきましょう。
2人のホロスコープ相関図を見たとき、「まるで親友同士のよう」と感じました。というのも、主要な惑星同士が60度という角度を3つも取っていたからです。60度とは、2つの星の特性がスムーズに働き、融合する角度。そのため、相互理解や相互協力という関係になりやすいのです。2人の場合、太陽と月、月と金星、そして水星同志が60度を形成しています。太陽は性格や人生、生き方などを表す最も重要な星。月はプライベートな事柄や感情、好み、心理などを表す星です。そして、金星は愛情を表し、水星は知性や興味の対象、言葉のセンス、コミュニケーション能力などを表す星です。これらが60度という「相互理解」の角度を取っているということは、2人がお互いを認め合い、リスペクトし合っていることを意味しているのです。
特に重要なのが、水星同士の60度でしょう。なぜなら、夫婦間のコミュニケーションがしっかり取れていることを象徴しているからです。おそらく2人はあまりケンカをしないはず。もちろん、考え方の相違や方向性の違いなどを感じる場面もあるでしょう。けれど、60度という角度が「良く考えれば理解できるな」「そういう見方もできるんだな」と思わせずにはいられません。つまり、60度とは「息がピッタリ」で仲良しこよしの関係を作るのではなく、「少し違う。だから面白い」という感覚を生んでいるのです。
このように、夫婦というより仲の良い友達同士とも呼べる関係の2人ですから、結婚生活は楽しいことのほうが多いでしょう。趣味や好みも少し違うからこそ結婚生活も刺激的で、毎日何らかの変化が訪れているはずです。いつまでも熱々の恋人同士のような夫婦というより、日々新しい発見の連続である「楽しい仲間」「愉快な同志」という言い方のほうが当てはまるかもしれません。そういう親友同士のような関係ですから程良い距離感もあり、円満な結婚生活が続いていると見ることができるのです。
(三田モニカ)
8月1日生まれ。獅子座。A型。占術家。アロマテラピーアドバイザー。早稲田大学第一文学部西洋史学科卒業。占い情報誌の編集プロダクションを経て独立。西洋占星術、血液型診断、タロット等のロジックを応用した開運術を提唱。著書に『ABOAB型人間の頭の中』(青志社)、『どうしてあの人に勝てないの? ~ひとつ前の星座でわかる、あなたが<勝てない人>』Kindle版、最新刊『”ダメな恋”から抜け出せないあなたへ 恋の呪いを解く新法則: どうしてあの人に惹かれるの?~8番目の星座でわかる、あなたが<弱い人> 12星座力学の秘密 』Kindle版(いずれも西瓜社)など多数。