「日々、育児に家事に仕事にと奮闘しているのに、誰からも褒められないのがツラい……」「こんなに頑張っているのに報われていない気がする……」と感じることはありませんか?
歳を重ね、責任のある立場にもなると、ついつい認め合うことを忘れてしまいがちですが、意識的に自分に優しくする時間を作るようにすると、次のように気持ちや意識が変化しやすくなりますよ。
■不安や不満を溜め込まずに発散できる
まずは「報われない……」と思う気持ちそのものを認め、優しく受け止めましょう。「掃除をしたのに気付いてもらえない」「時間をやりくりしてなんとか家族の食事を作っているのに誰も感謝の気持ちを表してくれない」など、溜め込んでいる気持ちを「そうだよね」と肯定しながら書き出して、日々の努力をまるごと認識しましょう。
■高みを目指せる
報われない気がしているものこそ努力を積み重ねている部分ですから、それらが明確になることで“やれていること”に目を向けられるようになります。隠れてしまった実績を見える化することで自信に変え、より高みを目指しやすくなります。自分で自分を認めて成長させる、セルフコーチのようなイメージで向き合えると、心のバランスを整えやすくなりますよ。
■自分の機嫌を自分で取れる
自分の機嫌を誰かに取ってもらおうとすると、それが実現できない場面ではいつも満たされない状態になってしまいます。自分の頑張りは自分で褒めて労わり、ご機嫌のよい状態に導く。この循環ができれば、さまざまなものごとに前向きに向き合いやすくなりますよ。
どんな結果でもOKと責任を放棄する“甘やかし”ではなく、頑張りやできたことをしっかり認めて褒めるような“優しさ”を自分自身に向けることで、心を穏やかに、前向きに整えることができます。温かいドリンクを片手にリラックスしながら、自分に優しく向き合う時間をぜひ作ってくださいね。
(Nao Kiyota)