お笑い芸人・ケンドーコバヤシが11月2日放送の「サバンナ高橋の、サウナの神さま」(TOKIO MX)に出演。ある先輩芸人に“悪態をつかれた”過去を振り返った。
サウナに入りつつ、リラックスしながらトークを繰り広げる同番組。ケンコバが語ったのは芸人としてのデビューとなったほろ苦い舞台でのエピソードだった。
当時、ナインティナインや雨上がり決死隊、FUJIWARAなどで結成されたダンスと笑いのユニット「吉本印天然素材」がラスト公演となったステージと、ケンコバのデビューが同じ心斎橋筋2丁目劇場で偶然重なったことがあった。
ケンコバいわく、客のほぼ全員が同ユニットのファンで「泣いてる子半分、お化粧してる子半分。何やってもウケへん。あれはトラウマ」。また、すさまじい女性人気を誇っていた天然素材メンバーの中には“めっちゃ怖かった先輩芸人”もいたようで、「挨拶しても返してくれへん。『どけよ!』とか言われて。それがフジモン」と、それが、FUJIWARAの藤本敏史であることを暴露。ただ、後にフジモン本人にもケンコバがこのエピソードを伝えたところ、「フジモンも『覚えてる。めっちゃビビってた』って。オレらがゴツくて、『下手したらイジメられると思ってた』って(笑)」(ケンコバ)とのことで、逆にフジモンがケンコバら後輩を恐れていたと告げられたのだという。
「フジモンといえば、芸人仲間からも“無類の小心者”だとイジられることが多い。実際、天然素材の中でも、1年後輩にあたるナイナイ・矢部浩之から説教されて泣かされたエピソードも有名です。かつて、天然素材の女性人気が絶頂期だった頃、早朝の撮影場所やスケジュールが何者かによってリークされ、ロケ地に女性ファンが詰めかけて撮影に支障をきたすことがあったんですが、後にこれが女性ファンを増やしたかったフジモンの仕業だったことが発覚。これにキレたのが矢部で、先輩のフジモンをガン詰めしたところ、すぐに号泣し、1つ上の先輩・宮迫博之に泣きついたのだといいます。そのため、ガタイの良いケンコバからも同様の扱いを受けるのを恐れたのか、“怖い先輩”というイメージをつけたかったのでしょう。ただ、視聴者からは『ビビリのフジモンらしいなぁー』とする声や、『挨拶しても返さない人って、相当に性格悪いか、常識無い人』『怖そうに見える人に対して“どけよ”なんて絶対言いません。明らかに後付けの言い訳やね』『当時から天狗』などとネット上にネガティブな反応も見られました」(テレビ誌ライター)
ケンコバはフジモンからすると3年も後輩にあたるが、ビビリのフジモンにとっては虚勢を張らなければ“ヤラれる”リスクを感じ取っていたようだ。
(木村慎吾)