ダウンタウン・松本人志が、自身への「性加害疑惑」を報じた文藝春秋社などに対する5億5000万円の損害賠償を求めた訴訟の取り下げを発表。所属する吉本興業が、「強制性の有無を直接に示す物的証拠はないことを確認いたしました」とし、「これ以上、多くの方々にご負担・ご迷惑をおかけすることは避けたいと考え、訴えを取り下げることとしました」とのコメントで、裁判終結を公表した。発表以降、SNSやメディアでは松本がどのタイミングでテレビに復帰するのか、様々な情報や観測が飛び交っている。
「今回、訴えの取り下げということでグレーではありますが、芸能界への復帰は可能になった。とはいえ、いくつかのメディアは松本側が負けたも同然だと報じ、SNSでは『#松本人志をテレビに出すな』というハッシュタグで、復帰を阻止しようとする動きも出ている。現状では爆弾を抱えているような状態なので、松本の復帰を認められないというCMスポンサーも出てくるでしょう。そうなると、簡単にレギュラー番組で復活ということにはならなそうです」(民放関係者)
松本を批判する声はSNSでとにかく大きく、さまぁ~ずの三村マサカズやオズワルドの伊藤俊介が、復帰に関する喜びをXで表明して大炎上もしている。そんな中、松本が復帰するとしたら、はたしてどんな形になるのだろうか?内情をテレビ局関係者が打ち明ける。
「松本の復帰は、大阪のなんばグランド花月での漫才が濃厚です。すでに相方での浜田雅功のスケジュールも押さえ、正月明け早々に舞台に立つというもの。その後は、松本、あるいはダウンタウンとして担当するレギュラー番組で復帰する算段です。各局は所属先の吉本興業の上層部と打ち合わせを行い、もっともいい形での復帰作を練っているとか。現状、松本が1人で出演し固定のCMスポンサーもおらず調整しやすい『探偵!ナイトスクープ』(朝日放送)が有力視されています。この番組に3代目局長として出演していましたが、他の番組よりコメントを話す機会が少なく、復帰にはちょうどいいという話だとか」
また、キー局ではTBSが「水曜日のダウンタウン」で復帰に前向きだとされ、長くコンビで冠レギュラーを務める「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」(日本テレビ系)も調整の段階に入っているという情報だ。
「『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)、『ワイドナショー』(フジテレビ系)のようなトークが中心になる番組は、調整が面倒なので後回しになりそう。一番、キー局で前のめりなのはやはり『水ダウ』。これまでコンプラを無視したような企画も多く放送する水ダウは、CMスポンサーも寛大で松本の復帰もOKを出しそうなんだとか。この番組も『ナイトスクープ』と同様、ロケVTRを見た後にコメントを話すだけなので、さりげなく、何事もなかったかのように復帰しやすいという見方もあります。さらに『ガキの使い』では、休業していたことさえネタにした企画に挑戦するという話もあるんです。どの番組も炎上必至ですが、大きな賭けに打って出て勝てば、信じられないような高視聴率が取れる可能性もあるとういうわけです」(前出・民放関係者)
はたしてどうなることやら。
(渡邊伸明)