個性の強さはピッチ上だけではない。元サッカー日本代表MF本田圭佑氏の“This is ホンダ”なライフスタイルについて、サムライブルーで共闘した松井大輔氏と中沢佑二氏が語っている。
11月13日放送の「ぽかぽか」(フジテレビ系)にそろってゲスト出演した2人は、「クセ強JAPANベストイレブン」と題し、代表レジェンドたちの個性溢れるエピソードを紹介した。
中でも、日本サッカー界に多大なる功績を残した本田氏の“クセ”は一風変わっており、松井氏は「圭佑は本当、時計を2つ着けてたりとか」「まぁ、同じ時間でしたけどね」とイジりつつ、海外初挑戦となった2008年当時の本田氏の印象を振り返る。
「海外組に成り立ての時、(日本代表合宿で)丸テーブルで一緒にご飯食べるんですけど、川島永嗣とボクが食べてて、圭佑が来て。普通におでんをナイフとフォークで食べてた」と、本田氏の“クセ強”な食事スタイルをぶっちゃけ。続けて松井氏は「かぶれてるなぁって思いましたけど、面白いなって。ボケてんのかなって。本当に面白いんで、関西人だし。たまにスベったりもしますね。そこが可愛い」と意外な素顔を明かした。
また、中沢氏も、本田氏が日本代表に選ばれ始めた初期の頃から、試合会場に移動するバスでは必ず真ん中ゾーンに座っていたと説明。さらに降りるのは決まって「絶対に1番最後」だといい、「最後に本田圭佑だけゆっくり降りて、それを映像で残したい。そういうのをちゃんと考えてる。それが本田のブランディング」と話している。
「中沢氏によると、本田氏の頭の中では『常にそういうことを考えている』とのことで、どんな時も『This is ホンダ』を意識しているのだとか。他とは違う本田氏の唯一無二の存在感はプレー面でも存分に生かされており、奇抜かつ大胆なサッカースタイルでこれまで多くの勝利に貢献してきました。加えて、イタリアの名門ミランでエースナンバーの10番を背負った功績や、日本人初となるW杯3大会連続ゴールとアジア人最多得点記録など、本田氏が残してきた偉業は更新が難しいものばかり。まるで王様のように最後にバスから降りる“演出”も、本田氏だからこそサマになってしまうのでしょう」(テレビ誌ライター)
最近では2022年カタールW杯で“クセ強”な解説としても活躍していた本田氏。いつかは日本代表を率いて、念願だったW杯制覇を成し遂げてくれることを期待したい。
(木村慎吾)