吉本興業で“今最も忙しい芸人”麒麟・川島明が11月23日放送のラジオ番組「川島明 そもそもの話」(TOKYO FM)に出演。自身と似た感性だという“ライバル芸人”の名前を明かしている。
お笑い好きのシンガーソングライター・岡村靖幸をゲストに招いたこの日、話題は川島が強敵だと感じる芸人の存在にまつわるテーマとなった。岡村は、川島も常連として出演する大喜利番組「IPPONグランプリ」(フジテレビ系)の中で、「誰を1番ライバルだと思ってるんですか?」と尋ねた。
これに川島は「ボクが同じブロックになってイヤなのはもちろんバカリズムさんとジュニアさん」と即答し、大喜利最強の2トップ、バカリズムと千原ジュニアの名を挙げる。
この回答は岡村の“予想通り”だったようで、「やっぱりそうなんだ…。バカリズムさんも同じことを言うんですよね」と、両者共に似た想いを抱いていることを明かした。
川島は2人を選んだ理由に「やっぱりストレートで放ってる人が1番イヤですよね。例えば秋山君のこともボク、ほんまに天才やと思ってるし、大悟も素晴らしいと思ってるけど、答えがカブることはないんで。ただ、ジュニアさんとバカリズムさんはコース一緒のところに投げてる気がする」と話し、異なるタイプのロバート・秋山竜次や千鳥・大悟のほうが戦いやすいと感じているようだ。
「現在、吉本で最も多くのテレビ出演回数を誇る川島も、大喜利の実力者として名を馳せるプレイヤーですが、こと『IPPONグランプリ』では、優勝回数6回を誇るバカリズムと3回のジュニアの後塵を拝する、2回となっています。この3人は大会における“正統派”プレーヤーで、万人が面白いと感じるような大喜利回答を見せることが多く、タイプの近い者同士という位置付けになります。対して、秋山やネプチューン・堀内健など、奇抜でトリッキーな回答で魅せるプレーヤーとは対戦の相性も良く、歴代優勝回数はそのあたりの巡り合わせの運も深く関わっているかもしれません。ただ、『IPPONグランプリ』の出場回数ランキングでは、バカリズムが27回、ジュニアが23回なのに対し、川島は13回の出場で2度の優勝を達成しているので、優勝率は高く、今後もトロフィーの数を積み上げでいくことが期待できますね」(テレビ誌ライター)
回答がカブる上に、バカリズムは画力を生かした挿絵でも笑いを誘う技術があるため、川島にとっては得意の“低音ボイス”のインパクトで何とか打ち負かしたいところか。
(木村慎吾)