11月24日放送のNHK大河ドラマ「光る君へ」第45話「はばたき」で、道長(柄本佑)に事実上の「別れ」を告げたまひろ(吉高由里子)に注目が集まっている。
執筆していた「源氏物語」を書き終え、娘の賢子(南沙良)から宮仕えをしたいと相談されたまひろは、太皇太后になった彰子(見上愛)に仕えることを提案。自身は長年の夢だった「源氏物語」の舞台となった場所をめぐる旅に出ることを決意した。
まひろは道長から旅に出ることを道長に引き留められる。が、「私は去りますが、賢子がおります」「賢子は、あなた様の子でございます」と道長にとっては衝撃的な告白をブチかまし、去っていく決意の固さを強調した。
おそらく道長はこの事実を知ったことがきっかけで出家を決意。道長を演じる柄本の地毛を剃髪するシーンでは、ゾリゾリと髪の毛を剃るリアルな音が印象的だった。
道長には「別れ」を突きつけたまひろだが、この日のラストシーンでは第24話「忘れえぬ人」で退場したと誰もが思っていた松下洸平演じる周明が登場。大宰府に到着し、周明(松下)らしき後ろ姿を見つけたまひろのハッとした表情に、ネット上には「道長と別れて周明ともうひと花咲かせようとしてないか?」と予想する声が飛び交っている。
公式ホームページによる12月1日放送の次週あらすじによると、まひろと周明は再会し、周明が失踪した事実を聞くという。さらには、通訳として働く周明とともに政庁を訪れると、そこには伊藤健太郎演じる双寿丸の姿を発見するというから、史実とは違うフィクション全開の大胆な展開がありそうだ。
まひろと周明の「焼けぼっくいに火」は点くのか、まひろによって双寿丸と賢子は再会となるのか、楽しみにしていたい。
(森山いま)