タレント・安田美沙子が11月26日放送の「上田と女がDEEPに吠える夜」(日本テレビ系)に出演し、不妊治療中にイラっとした夫の言動を明かしている。
安田は2014年に一般男性と結婚し、17年と20年に第一子と第二子の出産を発表しているが、不妊治療について取り上げたこの日の番組では、夫が当初「完全に他人事で、温度差がすごかった」という。
不妊治療に取り組む場合、男性は、院内の個室で、用意されたビデオを観ながら精液を採取するケースがある。安田は、夫と、同じく不妊治療をしていた男性の友人との「部屋にどんな(ビデオの)ラインナップがあったかを話してた。“何系?”とか、“うちはちょっと違う”とか」(安田)といった会話内容を聞いてしまったことがあったと振り返る。
これに「もう温度差がすごすぎて。ニヤニヤしてて、めっちゃムカつきました。めちゃめちゃ腹立ちました。“こっちはこんなに頑張ってるのに”って」と怒りをにじませた。
また、不妊治療を続けている最中には「オレは別に子どもができなくてもいいよ」と言われたこともあったといい、安田は「夫は良かれと思って言ったんですけど、そこでプチーンってきて。こんなに頑張ってるのに、そんなことよく言えるなって」と大喧嘩に発展したと語る。
「不妊治療は女性側の負担が大きな比重を占めているとされ、次第に男女で治療への向き合い方や意識に違いが出てきてしまうことが、夫婦間の不仲にもつながることが多いといいます。安田のケースで言えば、男性同士でしか理解されない会話内容を、彼女にも漏れ聞こえてしまうような環境下で行っていたことはデリカシーのない振る舞いだといえます。また、安田のプレッシャーを和らげる意図があったと思われる“別にできなくてもいいよ”との発言も、彼女からすると、“じゃあ何のために私は苦しんでるの?”と返したくなるでしょう。ただ、テレビの全国放送で夫への“リアルな愚痴”を公にしていることについては、いくら“吠える女”の企画だとしても『ここまで大っぴらにボロクソに言われるのか…』『かといって2人してずっと暗いままっていうのも違う気がするけど』『男性側は何も考えていないようには思わないで欲しいな。男として出来ない口惜しさや、申し訳なさはあるんだよね』と同情する声もありました。安田をめぐっては、10年の夫婦生活の中で2度も夫の不倫が発覚するという過去があったので、世間からは“いつも揉めてそうなイメージ”があり、今回のトークにも夫婦仲を心配する人もいましたね」(テレビ誌ライター)
ただ、安田が夫に意識の差についての不満を伝えて以降は、“2人の問題”として協力体制が取れるようになり、その言動も大きく改善されたと振り返っていた。
(木村慎吾)