今後も問題なく活動を続けられるのだろうか?
日本でも人気の韓国5人組ガールズグループ・NewJeansのことである。11月28日、YouTubeで緊急記者会見を行い、29日0時をもっての大手芸能事務所「HYBE」傘下の所属事務所「ADOR」との専属契約解除を発表したのだ。
エンタメ誌ライターが解説する。
「グループの育ての親でプロデューサーを務めていたミン・ヒジン氏とHYBEの間にトラブルがあることが表面化したのは今年の4月。ミン氏は8月にADORの代表を退任しましたが、NewJeansはこの前後に表立った活動ができず開店休業状態で、日本のファンにも今後が心配されていました。グループは11月13日にADORに対し内容証明を送付。『14日以内に専属契約の重大な違反事項をすべて是正せよ』と要求しましたが、受け入れられなかったために契約解除を実行したのです。グループの要求とは、元通りに戻すこと…つまりミン氏を復帰させ、これまで通りに活動するということだったのですが、受け入れられなかったということです」
今後、NewJeansはどうなってしまうのか?
活動予定としては、12月7日と8日に行われる日本の音楽ユニット・YOASOBIの韓国公演にゲスト出演することが発表されている。また、千葉・幕張で大みそかに開催される「COUNTDOWN JAPAN 24/25」や12月11日にフジテレビ系で生放送される「2024FNS歌謡祭」への出演も予定されているが、これらはすべて出演する見込みだ。
「ただ、来年以降の活動については不透明。まずNewJeansの名前が使えるのかどうか。さらにはこれまでの楽曲をパフォーマンスできるのかも不透明です。これらの権利にはADORが関わっていますので」(前出・エンタメ誌ライター)
会見でグループは「私たちの意思に関係なく当分はNewJeansという名前を使えなくなるかもしれない」と明かしつつも「私たちはNewJeansというこの名前を放棄することはない。NewJeansという名前を使えるための権利確保に努めてまいります」という姿勢を示している。
日本のファンは、今年の大みそか後は、NewJeansのパフォーマンスをしばらく見られなくなってしまうのかもしれない。彼女たちが再びミン氏と合流し、以前のように活動を再開できるかどうか、注目したい。
(石見剣)