12月1日に放送された日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(TBS系)・第6話で、主人公の鉄平(神木隆之介)を巡る3人の女性は、それぞれの幸福を噛みしめる展開となった。
前話の最後で、博多からの追っ手に発見されてしまったリナ(池田エライザ)は、鉄平の兄・進平(斎藤工)に救出され一命を救われる。2人は恋の炎を燃え上がらせ、リナは妊娠。弟の鉄平が両親と暮らす部屋へと移り住むことになる。
一方で鉄平の親友で炭鉱長(沢村一樹)の息子・賢将(清水尋也)は百合子(土屋太鳳)にプロポーズ。まさかの“元サヤ婚”となった。
そんな中、鉄平もずっと思いを寄せていた朝子(杉咲花)にようやく気持ちを伝えることができ、近い将来の結婚を予感させる…。
「端島パートの主要メンバーが一気に3組カップルとなった展開に視聴者は沸き立ちましたが、この状況は長く続かないのでは…」と声を潜めて言うのはドラマウォッチャー。続けてもらおう。
「前話でリナと進平はお互いに大切な人が亡くなってしまったことを打ち明け、誰も愛さないことを誓い合っていたのですが…。結局は子供ができてしまう結果に。大切な人がみんな死んでしまうという2人にとって、これが死亡フラグにならなければ良いのですが…。恐らく2人には過酷な結末が用意されているのでは…」
一方で現代パートでは、実は朝子であることが判明したいづみ(宮本信子)が、ホストであり、鉄平に瓜二つの玲央(神木隆之介)に対し、鉄平がその後どうなったのかわからないと、驚きの言葉を告げるのだ…。
「次週予告では炭鉱内で火事が起きたシーンが映し出されました。1964年に実際に起きた坑道の火災の模様が描かれるようです。救助に向かった鉄平たちの身に何か異変が起きるのでは…」(前出・ドラマウォッチャー)
今後が心配になる人物はこれだけではない。
「百合子が左肩の鎖骨あたりを気にする描写がありました。百合子の身体は何らかの病魔に蝕まれていて、もう長くはないという伏線なのかも知れませんね…」(前出・ドラマウォッチャー)
思えば第1話の冒頭で、いづみは「今はもういない人々」と、愛しい人たちについて語っている。これは2018年の時点で彼らは全員亡くなっているということを指しているようにも取れる。
はたして彼らにはどんな運命が待ち受けているのだろうか。
(石見剣)