74歳の父親と実家で2人暮らしをしているお笑いコンビ・錦鯉の渡辺隆に向けられたタレント・千秋の言葉が「デリカシーなさすぎ」と苦言を集めている。
M-1グランプリ2021を制し、今や売れっ子芸人の仲間入りを果たした46歳の渡辺。実は生まれてから現在まで、46年もの間、東京・江戸川区にある実家で暮らし続けていることでも知られ、12月6日放送の「ノンストップ!」(フジテレビ系)では「社会人の実家暮らし」とのテーマで父親との関係性などについて言及した。
下積み生活の長い渡辺は、実家で暮らしていたことで薄給の芸人生活を続けられたと説明。ブレイク後には「(1人暮らしが)ちょっと頭をよぎったこともあるんですけど、もう46歳だし、みたいなのがあって」とタイミングを逃したとしつつ、「親父、今までよくしてもらってたんで、これからも親父と一緒にいて、ボクが何とかしてってやろうって思いもあります」と語る。
これにタレント・千秋からは「46年もいるうちに、何回か、“これちょっとおかしいな”とか、“ちょっと他人と違うな”とか、思わなかったんですか?」との質問が。渡辺は「よぎることはあったんですけど、思わないようにしてました。金がない…」と、やはり経済的な理由も大きかったようだ。
「渡辺はこれまでにも様々な番組で実家暮らしについて語ってきましたが、父親への配慮からか、最後は“自分の甲斐性の無さ”を理由として挙げがちですね。背景には24年前に事故で他界した母の一件があり、渡辺からすると自分が1人暮らしをしてしまうと、事故に大きなショックを受けた父のメンタルケアができなくなることを心配しているのかもしれません。そうした経緯をあまり渡辺自身から話すことはなく、千秋はそうした事情も知らなかったと思われますが、“おかしいことだと思わなかったのか?”との質問には『余計なお世話』『誰に迷惑かけてるわけでもないのに、失礼なこと言うなぁ』『千秋の価値観の押し付けが不快』『デリカシーなさすぎ』との苦言が殺到。また、千秋の離婚歴を引き合いに出した『2回も離婚した人に言われたくないね』『それを言ったら、2回離婚することのほうが“人と違う”し、“おかしい”んですけど』『お前が言うなよ』などのツッコミもありました」(テレビ誌ライター)
多様性が叫ばれる時代であれば、渡辺のライフスタイルもまた、千秋と同様、一つの生き方として尊重されるべきと言えるだろう。
(木村慎吾)