松本若菜主演ドラマ「わたしの宝物」(フジテレビ系)が12月19日に最終回を迎え、世帯平均視聴率は5.8%。今作最高を更新して幕を閉じた。
神崎宏樹(田中圭)という夫がありながら昔の恋人・冬月稜(深澤辰哉)の子・栞を産んだ美羽(松本)。宏樹は離婚を決意し、美羽にも離婚届にサインをさせる。
だが、栞への愛情がすでに芽生えていた宏樹は、その感情を抑えることができず、離婚届を出しに行く美羽を追いかけ「美羽と一緒に栞を育てたいんだ」と、告げる。「でも、私のしたことは…」と涙する美羽に宏樹は「一人で背負うなよ。オレにも一緒に背負わせてくれないかな」と言い、美羽も「私は…私は…私も宏樹と一緒にいたい。離れたくない。一緒に栞を幸せにしたい」と素直な気持ちを明かし、ハッピーエンドとなった。
視聴者の感想としては「まさかのハッピーエンドに驚いた」「これまでのストーリーでは、絶対に別れると思っていたのに…」など、“予想外の結末”と感じた人が多かったようだ。
一方、「美羽が宏樹の前で言った『このことがなかったら…。栞に会えなかったから』というのが2人にとって究極の落とし所だったのかな?いいラストでした」「栞が不幸にならない展開で本当に良かった」など、今回の結末を“良し”と思う人も多かった。
「感想として一番多かったのは、広樹を演じた田中の対し『ドラマは終始、田中圭劇場だった』『田中圭さんの演技が素晴らしかった』など、宏樹の複雑な感情を演じきった田中が高く評価されました。1つ納得がいかなかったのは、離婚届を預けられた美羽が、年始の休み明けに提出するといった部分です。離婚届けは、365日24時間受け付けてくれるので、そこだけは誤解しないでほしいと思いました」(テレビ誌ライター)
修羅場シーンにドキドキしていた視聴者にも、最後は納得のいく結末だったのは間違いないようだ。