お笑い芸人としてだけでなく、ベストセラー作家としても成功を収めたピース・又吉直樹が、中学の同窓会に参加した際に体験した切ないエピソードを紹介している。
又吉は12月24日に放送された「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)4時間SPに出演。「イラッとした異性の言動」というテーマで、かつての同級生から浴びた驚愕の言葉を振り返った。
学生の頃は内気な性格で「あんまり同窓会に呼ばれるタイプじゃない」と語る又吉だが、2015年に小説デビュー作「火花」が話題になったタイミングで、ようやく「中学校の同窓会に呼んでもらった」という。
そこでは学生時代の暗い日々が嘘のように、同級生からチヤホヤされ、本人も「すごい嬉しかった」というが、「1人だけ嘘がつけないスゴい真面目な女の子」がいたという。その女性は「ちょっと待って! こんなのおかしい。みんな中学生の時、又吉のこと気持ち悪いって言ってたやん」とまさかの暴露。一気に空気は悪くなったが、その女性にも言い分があったようで、「私はそんな中でもみんなより又吉の良さに気付いていた。だから、私が言うのはいいけど、みんなが言うのは違う」と説明したのだという。
「女性の納得できない気持ちはわかりますが、それを表明するために当時の陰口を本人の前で暴露するのは誤った正義感との指摘がネット上に見受けられました。『その場では言わないのが大人の対応でしょ』などですが、多くは『言いたくなる気持ちはすごく分かる』『とても正直で純粋な心の持ち主なんでしょう』『きっと当時の又吉が気持ち悪いって言われてることに心を痛めてたんだろうな』というような女性への共感がほとんどです」(テレビ誌ライター)
この切なすぎるエピソードもまた、数年後には小説の題材になっているかも。
(木村慎吾)