漫才日本一を決める「M-1グランプリ」で過去2度の決勝進出経験があるお笑いコンビ・ニューヨークの嶋佐和也が、史上初の大会連覇を達成した令和ロマンに対し、“オレらと一緒”と豪語する一幕があった。
目下、お笑い界を騒然とさせているのは令和ロマンによる「M-1グランプリ2023」に続く「M-1グランプリ2024」での2連覇だ。しかも、いずれの大会でもトップバッターからの優勝という異例の勝ち上がり方で、“文句なし”の絶対王者として各方面から絶賛されている。
が、お酒を飲みながらYouTube配信に出演した嶋佐だけは例外だった。大会後に公開した動画内で、冒頭は相方・屋敷裕政とともに令和ロマンの快挙を讃えていたが、徐々に酔いがエスカレートすると、終盤は一気に挑発モードに。
「来年出るの?あいつら。もう出ないか?さすがに」と、令和ロマンの今後の挑戦に関する話題を切り出した嶋佐。いったんは漫才の大会から離れて、コントのNo.1を獲りにいく可能性を指摘し、「キングオブコントか。キングオブコント出てみろよ? 令和ロマンよ。キングオブコントで決勝2回行ってみろよ?」と、手招きしながらカメラに呼びかけた。
屋敷から「そんなヤツらはいくらでもおるんよ」と突っ込まれるも、嶋佐は「オレらはもう2回、決勝行ってんだよ。一緒なんだよ、お前らとオレら。M-1はオレらも2回決勝行ってんの。優勝しちゃったんだろ?じゃあお前ら2回決勝行ってみろよ、キングオブコント。次はそれか?キングオブコント決勝出れんの?」と挑発を繰り返している。
「令和ロマンのM-1連覇をなぜか都合良く“2回の決勝進出”と表現して、ニューヨークの戦績と『一緒』だと言い切っていますが、2019年大会に出場したニューヨークの結果は最下位の10位と散々なものでした。また、審査員によるネタの評価についても、ダウンタウン・松本人志からは直近数年間で最も低い『82点』を付けられ、『笑いながらツッコむのが個人的には好きじゃない』とダメ出しを受ける羽目に。さらに、7人中4人の審査員が80点台の低評価をつけるという珍しいシーンとなっています。翌20年大会では何とか5位タイに入ったものの、2度の優勝を達成している令和ロマンを挑発できるほどの戦績とはいえず、ネットには『泥酔して負け惜しみを言うほど惨めになるだけ』『こんなこと言ってるうちは一生、令和ロマンより面白くならないだろうね』『優勝してから言おうぜ!小言は…先輩!』『1番ダサい酔い方』と呆れる反応がズラリ。ただ、ファンの間では、泥酔した挙げ句の“不可解な挑発”を楽しむ人も多く、『最高すぎる 笑』『ほんとしんどい嶋佐 笑笑』『かっけぇ 笑』などと面白がる声も見られました」(テレビ誌ライター)
令和ロマンは今大会のファイナルラウンドで時代劇をモチーフにしたコント色の強い漫才を披露しており、仮に「キングオブコント2025」に出場する場合、軽々と優勝してしまう可能性もありそうだが…。
(木村慎吾)