人気絶頂だった当時の堀北真希(2017年に芸能界を引退)にひたすら猛アプローチして、ハートを射止めたことで知られる俳優の山本耕史。
舞台で共演していた期間中は、約40通手紙を堀北に渡し続けるも、1通も返事がなかったという。それでも堀北が仕事の移動で使う新幹線の時間帯を推測し、カンで乗り込み、偶然を装うなどしてアタックを続け、見事、堀北と結婚。ただ、とらえ方によってはかなりグレーなアプローチをしていることもあり、この求婚エピソードが明らかになった際には、山本を“ストーカー”呼ばわりする声も少なくなかった。距離の縮め方が半ば強引であったり、執念深さゆえのことだが、そんな彼から“ストーカー被害を受けた元祖として知られるのが親友の香取慎吾だとか。
香取は1月9日放送の「ぽかぽか」(フジテレビ系)で、連絡先を交換することが大嫌いだと話しており、ごくごく限られた人しか連絡先を交換しないと説明している。
実際、連絡先を交換している芸能人については、お笑いコンビ「キャイ~ン」の2人、お笑いコンビ「アンタッチャブル」の山崎弘也、そして山本の名前を挙げ、キャイ~ンの2人と、山崎に関しては長年共演していたレギュラー番組が最終回を迎えたことでようやく連絡先を交換したレベルというから、連絡先を交換する人間はかなり選んでいるようだ。
しかしながら、山本と連絡先交換した流れについては「勝手に盗まれた。(山本が)ボクの携帯電話を取って、自分のとこ(携帯電話)に電話して通知させて盗まれた」と、意図しない形で自身の電話番号を山本に知られてしまったとのこと。
当然、ガードが堅い香取はその時、山本に「訴えます」と文句を言ったというが、「そのおかげですごく仲良くなった」と今となっては山本に感謝を伝えている。
「山本も香取と連絡先交換をしたエピソードをそこそこの頻度でバラエティ番組で話していますね。何でも、香取に連絡先を書いた紙を渡すも、目の前で『すみません』と言われながら破かれることもあったそうですが、それでもへこたれずにトライ。連絡先交換にこぎつけて最終的には親友にまで上り詰めたようです。しかしながら、この香取との連絡先交換エピソードも、堀北との求婚エピソードとならんで、やはり手口が強引ですから、何かと叩かれがちなところはありますよね(笑)」(エンタメ誌ライター)
また、香取が連絡先を盗まれたのはダーツを楽しんでいる最中の出来事のようで、香取がダーツを投げる際に携帯電話をテーブルに置くことに気付き、その一瞬の隙を見て、香取の携帯電話を手に取り、自分の携帯電話に電話をかけることで連絡先をゲットしたと、山本が過去に別の番組で話している。
「山本によれば、連絡先を知られたくない香取は発信先に自身の番号が表示されない非通知設定をしていたため、はじめ山本の携帯電話に香取の電話番号は表示されなかった。ですが、山本はすぐに機転を利かせ、今度は頭に『186』をつけて、香取の携帯電話から自分の携帯電話に電話をすることで、それを攻略。頭に『186』をつけることで、非通知設定にしていても、一時的に発信先に電話番号を通知させることができる機能をフル活用したわけですが、これをやられた時点でドン引きしてしまう人も一定数いるはずです。実際、香取も山本をストーカー扱いしていますし、嫌われるか紙一重の行動ではありますから、香取がこれを許してくれて、本当によかったと思います」(前出・エンタメ誌ライター)
17年放送のトーク番組「サワコの朝」(TBS系)では、「(アプローチに失敗して)ダメってなるのは簡単なんですけど、大きな家ほどいっぱい扉があるじゃないですか。ちょっと周りを見てみたら、裏口もあるかもしれない。ノックしまくるんです」と、難攻不落と思える相手でも、とにかくいろいろな角度からアタックすることが大事だと話していた山本。香取と堀北を攻略できた彼が言うならば説得力もそれなりにあるとは思うが、世間の声からも万人に通用するやり方とは思えないため、くれぐれもやりすぎないように気をつけてほしいところだ。
(本多ヒロシ)