人気バンドの“ワンオク”ことONE OK ROCKが、北米ツアーにおける日本人ファンの振る舞いにキレてしまったようだ。
ボーカルのTakaが1月25日に更新したインスタグラムでは「携帯片手にまるでポケモンみつけたみたいに動画やら写真やらパシャパシャ撮られて」と報告。そんな日本人ファンの行動について「俺らも人間だからさ、、、限度ってものがあると思うんだよね」と、我慢の限界に来ていることを明かした。
この投稿には5000件を超えるコメントが寄せられ、ワンオクのファンからは「メンバーが嫌がることをしないでほしい」との声もあがっている。だが、コメントの中には「それが芸能という仕事でしょ」「ルールを決めずに文句を言うのは順番が違う」といった反論も多く、炎上さながらの状態だ。アメリカの音楽事情に詳しい音楽ライターもTakaの発言に顔をしかめる。
「自分たちのツアーに熱心についてきてくれるファンを否定するのは、プロとして失格と言わざるを得ません。ツアーバスを降りたらファンがいたなんて、人気アイドルやアーティストなら当たり前。そんなことを元NEWSのTakaが知らないとは思えないのですが、人気上昇で甘えが露呈したのでしょうか」
そもそもワンオクの北米ツアーでは、ニューヨークやロサンゼルスといった日本人におなじみの大都市ばかりを回っており、これでは「現地まで観に来てください」と言わんばかりだ。そのツアーについてTakaは「僕らが海外でライブをする意味」を考えてほしいと語っているが、前出の音楽ライターはその発言に異論を示す。
「自分たちのことを知らない観客の前で勝負したいなら、日本からの直行便がない地方都市で演るべき。あのクイーンですら金沢や宇部といった地方都市でライブをしていたんですから、ワンオクも観客ゼロを覚悟の上で、日本人観光客のいない田舎街に行くべきでしょう。それがロサンゼルスの街なかで『日本人ファンうざい』だなんて、あまりに恥ずかしい発言ですよ」
プロミュージシャンならば、ファンに文句を言う前に、自分たちの足元を見つめ直してみることも必要かもしれない。
(白根麻子)