以前は整形と聞くと“親からもらった顔にメスを入れるなんて!”と大ブーイングでしたが、ここ数年でとても身近になった美容医療。最近では美容クリニックとエステの境目が限りなく曖昧になっています。
●どこまでがプチ整形か
テレビや雑誌で活躍する女優さんやモデルさん、みんな必ずネタに上がり「整形してませ~ん!」と言いますよね。ほんとかよ!とつっこみたくなりますが、メンテナンス的にうまく活用されている女優さんもたくさんいます。
基本的には元の状態から形状が変化するものは整形ですが、メスを使わずにできる施術も増えたので、ほぼエステだよねというメニューも今はたくさんあります。
たとえば目の整形も糸で留めるだけのものであればほぼ出血や腫れもなくできてしまいますし、鼻の整形もヒアルロン酸の注入であれば直後でも全然わかりません。
あごも硬めのヒアルロン酸を注入するだけでキレイな形を作れるようになりました。
エラが張っている場合はそこにボトックスを注入すれば目立たなくなるので、フェイスラインも注射だけでなんとかなります。
●アンチエイジング人気は注入系とリフトアップ
上記のようなヒアルロン酸やボトックスが、整形に抵抗がある方でもすごく人気で、金額も5万円以下でできるものもあるので初めての方にもエステ感覚で挑戦しやすいです。
1:ボトックス注入
ボトックスは筋肉を弛緩させるので、食いしばりや梅干しシワ、おでこや眉間のシワのように筋肉が強く働きすぎているところに打ちます。半年に1度程度打っている方が多いです。
2:ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸は硬いものと柔らかいもの、用途で硬さに種類があります。
硬いものは形状記憶力が強いのでプロテーゼの変わりに高さやシャープさを出すために使います。柔らかいものは皮膚の下に入れて肌つやをよくしたり、年を重ねて削げたほっぺに注入して若々しく見せる効果も。
3:HIFU(ハイフ)
これはほぼエステ。機械で筋膜に熱を加えて、部分的に筋膜が縮むことでリフトアップさせます。するめを食べ過ぎた時のようなずーんとした筋肉痛が施術中と術後数日続きます。
4:糸リフト
異物に抵抗ある方も多いので、コラーゲンでできた溶ける糸リフトが人気。溶けない糸に比べると効果も持続性も弱いですが、マイルドな効果と安価な点が幅広い世代に人気です。数日間は笑うと痛い方が多数。
上記のような施術は、ほとんどダウンタイムもなく、大きな変化を与えないのでナチュラルに若返りたい方におすすめです。あなたもあの女優さんのようなつるり肌になれるかも!
(安藤恵美)