お笑いコンビ・令和ロマンの高比良くるまや、ダイタク・吉本大、9番街レトロ・なかむら★しゅんら吉本興業の所属芸人がオンラインカジノで賭博をした疑いで警視庁から事情聴取を受けている問題を受け、タイタン所属の春とヒコーキ・ぐんぴぃがその実態について気になる証言を口にしている。
オンラインカジノをめぐっては国内での利用が違法にもかかわらず、ネットやSNSでは日本の著名人を起用した広告が流れており、それを見たユーザーに“人気タレントがCMに出ているから合法なのだろう”という勘違いを生むような構図が問題視されてきた。2月15日に自身のYouTube動画から「オンラインカジノをしていたというのは事実です」と、2019年末から1年間興じていたことを認めて謝罪した高比良についても、「インターネット上に広告があり、違法じゃないという認識をしてしまいました」と説明。およそ5年前からそうした広告がネットユーザーの目に触れるような状況だったことを明かした。
そんな中、実際にオンラインカジノのCM出演オファーを“何度も受けた”と告白したのが、YouTube登録者180万人を誇るお笑いコンビ「春とヒコーキ」の「ぐんぴぃ」だ。お笑いラジオアプリ「GERA」で2月20日までに配信された番組「LAUGH&BIZ」内で、同騒動の話題になると「くるま~!何やってんだぁ」と切り出し、「ボクは(オンラインカジノを)絶対にやってない」としつつ「『オンラインカジノをやりませんか?』という誘い、および、『YouTubeでオンラインカジノを取り扱ってくれませんか?』『動画1本につき100万円差し上げます』みたいな誘い、何度も断ってきてます」と生々しい依頼内容を明かしている。
ちなみに、ぐんぴぃ自身はオンラインカジノが違法であることを知らなかったというが、それでもオファーを断り続けてきたのは「ギャンブルがめっちゃ嫌い」だと説明。一方で、「芸人の界隈だと(オンラインカジノは)身近」であるとも語っていた。
「オンラインカジノのPR案件をめぐっては、ギャンブル好き芸人として知られ、2020年に地方競馬で6410万円、22年にはJRA『WIN5』で9370万円を的中させた実績を持つインスタントジョンソン・じゃいも、17日更新のXで言及しています。それによると、じゃいの元にもオンラインカジノのPRオファーがあったものの『念の為に断っていたが、もし依頼を受けていたら罪に問われていたのかな?』『流石に罪悪感は感じづらい。今、芸能人は罪の重さに関係なく、何なら冤罪だろうが、罰は極刑レベルになってしまう』と、引き受けることはしなかったようです。高比良が説明したような“ネット上の広告を見たことがある”どころか、影響力のある芸人には直接、仕事としてPRオファーが届いており、そういった意味でも“芸人界隈には身近な存在”だったということでしょう。ただ、じゃいの元に届いた案件は事務所を介したものではなく、SNSのメッセージだったことから、じゃいは事務所と相談した上でオファーを断ったと週刊ポストの取材で語っています」(テレビ誌ライター)
今回の報道を受け、じゃいやぐんぴぃは過去の決断が間違っていなかったことに安堵したに違いない。
(木村慎吾)