小芝風花演じる花魁・五代目瀬川が、NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」から退場間近なのではないかとネット民をザワつかせている。
というのも、まずは2月28日放送の「あさイチ」の人気コーナー「プレミアムトーク」に小芝の出演が決定しているから。「あさイチ」にはNHKドラマに出演している役者が出演することが多く、中でも「もうじきドラマから退場するキャラ」を演じる役者が出演することが非常に多いからだ。
さらに史実を見ても、ドラマでは市川隼人演じる鳥山検校が安永4(1775)年に1400両(現在に換算すると約1億8000万円)で五代目瀬川を身請けしている。そのため、「身請けされたらもう、瀬川を演じる小芝の出番はなくなるのでは?」と懸念する声がネット上には少なくないのだ。
しかしもっと史実を手繰っていくと、鳥山検校は五代目瀬川を身請けした後、高利貸し付けの罪に問われて財産を失うことになり、その後の五代目瀬川の行く末は定かではない。しかし、武家や御家人の妻になり子どもを2人産んだという説や、大工の妻になった後に尼になった説などもあるため、ここは、脚本家・森下佳子氏の腕の見せどころでもあるだろう。
どうか森下氏には小芝演じる五代目瀬川の行く末をしっかり描いてもらいたい。それを楽しみに「べらぼう」を継続視聴させてほしい。
(森山いま)