8人グループとなった新生・timeleszが2月28日、デビュー曲「Rock this Party」をデジタル配信。業界内では早くも、原嘉孝の「ニュースター誕生」が予想されている。
timeleszは、旧グループのSexy Zoneからマリウス葉、中島健人が脱退して誕生。残った佐藤勝利、菊池風磨、松島聡は、旧事務所のジャニーズ時代から現在のSTARTO ENTERTAINMENTにいたる60年以上の社歴の中で、初めてメンバー追加に踏みきった。
およそ10カ月間にわたってオーディション番組「timelesz project -AUDITION-」をNetflixで世界配信すると、応募総数1万8922人となる大型プロジェクトに。合格した25歳の橋本将生は、元焼肉店の店員。23歳の猪俣周杜は、元塗装業。22歳の篠塚大輝は、一橋大学の現役学生。ここにSTARTO社の俳優部出身で、元ジャニーズJr.(現・ジュニア)から夢をつかんだ寺西拓人(30歳)と29歳の原が加わり、最大年齢差8歳の8人組が生まれた。
原はジュニア時代、宇宙sixというユニットでSnow Manの目黒蓮(愛称・めめ)とシンメ(コンビ)だった。ファンの間では「はらめぐ」で浸透しており、一昨年にバラエティ番組「アイ・アム・冒険少年」、目黒の主演ドラマ「トリリオンゲーム」(いずれもTBS系)で共演。オンエア中には、Xで関連ワードが複数個トレンド入りした。
2月13日に放映された「櫻井・有吉THE夜会」(TBS系)には、まだtimelesz候補生だったにもかかわらず、スタジオに出演。破格の好待遇を受けていたが、オーディションで最終審査を突破した際には大号泣。謙虚にして素直な一面は観る者の涙を誘い、Xで日本トレンド1位となった。
「アラサーの苦労人がようやく報われたわけですが、原さんの強みは、“めめの親友”だけではありません。芸能界でマストの“おバカ”ポジションに該当するのです。2月15日に開かれた新体制発表記者会見では早くも、1人だけ苦茶を飲まされるというどっきりを仕掛けられ、その“大器の片鱗”を見せつけました。STARTO社のどっきりスターといえば、Travis Japanの松田元太さん。“九九が言えない”武器で昨年はバラエティ界を席巻しましたが、主演ドラマも決まって、そろそろこの枠から卒業。そのポストに収まるのが原さんではないかと、業界内でもっぱらの評判です」(ベテランのテレビ誌記者)
「芸能人が本気で考えた!ドッキリGP」(フジテレビ系)を機に菊池、松田が大ブレイク。原に“魔の手”が伸びているのは想像に難くない。目黒の元相棒、デビュー曲「Rock this Party」で着実にステップアップしている原。どっきりニュースター誕生のカウントダウンが始まっている。
(北村ともこ)