昨年6月13日、除隊直後のJINが1000人のファンとハグを交わした「JIN’s Greetings」。この温かなイベントの裏で、衝撃の“迷惑行為”が起こっていた。韓国・ソウルで開催されたこのハグ会で、ファンの女性がJINの頬に同意なくキスをしたのだ。彼の当惑する姿が映像で拡散され、瞬く間に波紋を呼んだ。そして事件は、韓国の警察も動く事態に発展する。
「ソウル松坡(ソンパ)警察署には、JINに対する“セクハラ”行為について正式な告発状が提出されました。そして捜査が進められ、ついに告発状提出から約7カ月後、この女性が、50代の日本人女性であることが判明し、身元も特定。そして彼女に出頭を要請したんです」(韓国メディア記者)
決め手となったのは、女性が自身のブログに記した“生々しい証言”だった。
「ブログには『首に唇が触れた。肌が柔らかかった』と綴っていたことで、日本人である可能性が浮上。韓国警察はインターポール(国際刑事警察機構)を通じ、日本の警察に捜査協力を要請するまでに至りました」(前出・記者)
このニュースが韓国で報じられると、「日本人の恥」「なぜこんなことを?」と怒りの声がネット上に殺到。一方で、エンタメライターのK氏は、今回の事件についてこんな見解を示す。
「JINのケースは、単なるファンの暴走とは言えない問題です。ファンが直接触れ合える場を提供する以上、アーティスト側も一定のリスクを覚悟しなければなりません。しかし、BTSほどの世界的アーティストが、近距離接触のイベントを開く必要があったのか、疑問が残ります」
実際、氷川きよしも、かつてファンとの距離が近いパフォーマンスを行って過激なファンがいたことでも知られる。
「氷川さんはコンサートで客席を歩きながら、ファンとハグを交わすこともあったそうです。積極的にファンと交流する姿勢は評価されましたが、過剰な密着もあったようで、そんな時、彼は嫌な顔ひとつせず、“ファンが喜んでくれるなら”とコメントしたと噂です。ただ、一歩間違えればJINのようなキスされる事態に発展していたかもしれません」(K氏)
こうした問題を防ぐためにも、今後のイベントのあり方が問われることになりそうだ。折しもこのニュースが報じられた前日、別のBTSメンバー・J-HOPEのファンミーティングの抽選が行われたばかり。
「『J-HOPEの甘い夢国』というタイトルで、たった600人という超プレミアムなイベントと発表され、ファンは大興奮でした。もしかしたら“ハグし放題”なんて期待した人もいたかもしれません(笑)。でも、当然そんなことはありません。アイドルとはいえ、相手も1人の人間。節度ある応援を心がけ、夢を壊さないようにすべきです」(K氏)
J-HOPEのイベントはこれから開催されるが、JINの事件が抑止力としてはたらくことを“期待”するしかない…。