ここ数年の消費のトレンドは、「コト消費」だそうです。
これまで、日本人の消費の主流は物質に価値をおく、いわば「モノ消費」でしたが、コト消費とはモノではなく「時間」や「経験」など、物質以外のものに価値を見いだして、そこに積極的にお金を使おうという、現代人の新たな消費行動の変化だと言われています。
そんななか、今年もシルバーウイークなる大型連休がありますが、この連休中の旅行傾向にも、「コト消費」の傾向が伺えるようです。
旅行会社のエイチ・アイ・エスが発表した「シルバーウイークとの掛け合わせ検索ワードランキング」(2015年7月1日~8月15日『H.I.Sサイト内検索におけるランキング検索数』)によると、沖縄、ハワイ、台湾といった国内あるいは比較的近場の海外旅行先が人気のなか、国内旅行も人気再燃の様子。
なかでも気軽にお得に、盛りだくさんの内容が楽しめることから、1泊2日程度のバスツアーも結構な人気だそうです。
確かに、現地ならではのいろいろな「体験」が用意されているバスツアーは「コト消費」にもピッタリ。海外でお土産を買い漁るようなかつての旅行とは違ってきているのかもしれません。
ちなみに私のシルバーウイークは実家への帰省で消化されそう。「海外に行く!」という話を友人から聞くとうらやましいなぁと思いますが、帰省も一種の「コト消費」だと、トレンドからはずれてないぞと言い聞かせることにします。トホ‥‥。