この前、何気なく『業務スーパー』で買い物をしていたら、ジャムやハチミツなどが置いてあるコーナーで「あんバター」を発見。これは気になる!と思い、『カルディ』と『久世福商店』のあんバターも買って、食べ比べてみることにしました。
ちなみに量と税込価格は、業スーの「あんバター」200g/322円、カルディの「小倉あんバター」140g/459円、久世福商店の「北海道産小麦のあんバター」125g/490円です。ボリュームと価格で比べたら業スーが圧勝。ただし、カルディと久世福は「北海道産」の小豆を使っているけれど、業スーのあんバターの小豆は産地に触れてない。そして原産国は中国。おそらく、ここらへんに価格の差が出ているんだろうなぁという感じです。
ラベル部分の原材料名を見ると、業スーはつぶあん、マルトースシロップ、バター、食塩など。カルディは粒生あん、砂糖、無塩バター、赤生あんなど。久世福は加糖あん、水飴、バター、砂糖などになります。マルトースシロップってなんだろうと思って調べたら、中国のお菓子でよく使われる甘味料。こんなところにも中国産らしさがある感じ?
ただね、実際に食べ比べてみると、これ、明確な違いがない。粒感、滑らかさなどもはっきりとした違いがなく、おそらく目隠しして食べたらどれがどのあんバターなのか区別がつかない。
トーストだと分からないのかもと思い、パンケーキや蒸しパンにつけて食べ比べてみたけれど、大きな違いは見つからず。どれもバター感は控えめ。あんの滑らかさも程よく、「やっぱり美味しいよね、あんバターって」という感じです。
今までさまざまな食品で食べ比べをしてきた中、ダントツに個体差がなかった3店のあんバター。原材料で選ぶか、値段で選ぶか、ブランドで選ぶか。「自分はバカ舌になったのか……?」と一瞬不安になるくらい、違いが見出せない食べ比べでした。
(ロドリゴいしざわ)