さる3月17日放送の「あさイチ」(NHK)で取り上げられた「お菓子の食べすぎ問題」。ポテチの袋を開けてしまうと途中でやめることができずに最後まで食べてしまったり、「甘い」と「しょっぱい」を交互にくり返す「無限ループ」から抜け出せなくなったりしたことは、誰もが1度は経験したことがあるのではないだろうか。
この日の放送では、どうすればお菓子の食べすぎを防げるか、その方法の1つとして「お菓子に手を出さない方法」を提案。「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ系)では「ちくりん博士」と呼ばれている青森大学客員教授で行動経済学者の竹林正樹氏が出演し、「望ましい行動」をしたくなるように環境を整備すること=ナッジを用いた「お菓子を手に取らなくなる方法」の具体例を4つ列挙した。
1つ目は、利き手の親指の爪に「Diet」などと書いた絆創膏を貼る。2つ目は、お菓子を取り出しにくい場所に置く。3つ目は、お菓子を「自分用」と「他人用」に分ける。4つ目は、博多華丸の目の写真をお菓子が置いてある場所に貼る、というもの。
もっともわかりにくいのは、おそらく「華丸の目の写真を貼る」というものだろう。竹林氏によると、人は見られていると正しい行動をしたくなるので、とても目ヂカラの強い華丸の写真をお菓子が置いてある場所に貼っておけば、手に取りにくくなるのではないかというのだ。
ということは、万引きが横行する店の棚にも華丸の目の写真を貼っておけば、万引きは減るのだろうか。とりあえず、自宅のポストから小型の荷物が忽然と消えることが今年に入ってから2回あったので、ポストに鍵だけでなく、華丸氏の目元の写真もシールにして貼ってみようと思う。
(森山いま)