「ちょっと男子、エガちゃんを止めて!」まさかテレビを見ながら小学生女子のようなセリフを言って立ち上がることになるとは思っていなかった、3月29日に生放送された「オールスター感謝祭’25春」(TBS系)。江頭2:50が別スタジオに用意された「赤坂5丁目!マーメイドチャレンジ」コーナーに出演する前、多くの出演者らが集まっているメインスタジオに乱入。井戸田潤に激突したり、アンミカに“バストを揉ませろ!”といった意味の絶叫をした時点で、私は立ち上がっていたのだが、江頭はスタジオ内の階段を「永野ーっ!」と叫びながら駆け上がり、「オレの女になれ!」と3人目の標的となったひな壇上部の階段脇に座っていた永野芽郁を追い回したのだ。
すぐに階段を駆け上がり逃げる永野だったが、追い回す江頭を制止しようとしたのが、永野の右上席に座っていた道枝駿佑だった。すぐさま飛び上がり永野に駆け寄ろうとしたが、時すでに遅し…。すると永野と階段を挟んで隣に座っていたディーン・フジオカが、追い回す江頭を笑いながら左手だけで制止。道枝とディーンの騎士道精神を見せてもらった。
江頭に猛烈な勢いで追われた永野は涙ぐみ、CM明けには永野が着用していた4月13日スタートのドラマ「キャスター」(TBS系)のタイトルが白抜き文字で描かれた黒Tをヒコロヒーが着用し、永野の席に座っていたことにも別の意味で驚いた。永野はさぞかし怖かったことだろう。
男子の悪ノリは時として女子にとって恐怖でしかない。その後、永野は自分の席に戻って江頭の「マーメイドチャレンジ」を応援していたから、テレビを見ながらホッとした。道枝が席から飛び上がった時の顔は見えなかったが、階段から下りてくる時の顔は朗らかではなかった。対するディーンは終始朗らかで、江頭を制止した時も「まあまあ」といった感じの笑顔だったことから、「年の功」を感じた。道枝もあと何年か経てば、男子の悪ノリを理解しながらも女子を助けられるようになることだろう。
(津島修子)