4月スタートのドラマがスタート前から何かと話題になっている。松井愛莉主演の「子宮恋愛」(日本テレビ系、10日スタート)も、安達祐実、相武紗季、磯山さやかがトリプル主演する「夫よ、死んでくれないか」(テレビ東京系、7日スタート)もインパクトのあるタイトルだから耳目を集めるのは当然だろう。
「子宮恋愛」は佐々江典子氏による同名マンガが原作、「夫よ、死んでくれないか」は丸山正樹氏による同名小説が原作となっている。どちらも文字で読むフィクションの世界が実写ドラマ化されるわけだが、マンガでしかできないこと、小説にしかできないこと、ドラマだからこそできることは、それぞれ違うと思う。どちらの原作も双葉社から発売されている素晴らしい作品だが、ドラマ化する時はタイトルを変更したほうがより内容に目が向く場合もあるのではないだろうか。
「子宮恋愛」のキャッチコピーがまた「子宮が恋をした。だけどそれは夫とは別の人でした」とあるため、肉食系でゴリゴリの不倫ドラマのように感じてしまうが、原作はホルモンバランスも理想の夫婦像も崩れてしまった主人公・まき(松井)の再生ストーリーで、そこに不倫が付いてきたような内容だった。ドラマは原作よりも「不倫」に重きを置くのかなと思っているが、不倫ドラマの多さに辟易している人は多い。
「夫よ、死んでくれないか」は、メインとなる3人の女性の設定がすでに原作とドラマでは違っている。ドラマでは大学時代から親友の30代後半の妻である3人という設定で、「自分の幸福」を「結婚」が邪魔していると感じたり、親友だったはずの相手を信じられなくなったりするも、生きていくためにどんな選択をするのか、原作とは違う結末になりそうだと感じている。
「子宮恋愛」も「夫よ、死んでくれないか」も、タイトルに惹かれてドラマ視聴する人が多いことだろう。どうか「こんなドラマだと思ってなかった」とがっかりしない展開でありますように。
(森山いま)