武井壮 陸上10種競技日本チャンピオンでも“即引退”は「イチローの年俸5億円」が原因だった!?
タレント・武井壮は、陸上競技・10種競技の元日本チャンピオンであることはよく知られたところだ。大学時代に短距離走を始め、十種競技に転向して2年半後の「1997年日本陸上競技選手権大会」で優勝。しかし、将来を嘱望されながらも、98年に陸上競技を引退。アメリカのゴルフ留学などを経て、今日のタレント活動に至る。いったい、なにゆえに引退したのか…。
YouTubeチャンネル「武井壮百獣の王国」で、武井はこう振り返った(6月27日日付)。
「2000年のシドニー(五輪)に間違いなく出れるだろうから、日本記録更新の感覚はあったの。…いろんなオファーがあって、一番良いオファーが年俸800万円だった。それで同い年にイチローがいてさ、オレ、神戸学院大学(卒)じゃん。オリックス・ブルーウェーブの本拠地のグランドがすぐ隣にあるわけ。隣で野球やってるやつが5億円もらってるわけ。オレはさ、過去最短で日本一になって。…すごく価値がある優勝だと思ってたんだけど、800万円しか価値がないんだと思って」
JOC(日本オリンピック委員会)や、陸上競技連盟にシドニー五輪までの3年間で9000万円(年俸3000万円)の直談判を行なったが、
「二言目には『そんなの無理だよ』って、バーンって蹴られて…。オレが間違いなく日本記録を出すんで、スポンサーしてくださいって言ったんだけど、『じゃあ…』って言ってもう引退して…」
日米通算4367安打の金字塔を打ちたてたイチローの年俸(推定)を振り返ると、25歳だった98年に4億3000万円、翌99年には5億円を獲得している。
だからだろうか…。武井は2005年、社会人野球チーム茨城ゴールデンゴールズに入団したが、「32歳で入団テストをやらせてくれるプロ球団がない」と同年末に退団。野球に夢を見出した時期もあったのかもしれない。
(所ひで/YouTubeライター)
