あれは2009年8月19日放送の「めざましテレビ」（フジテレビ系）の前身である「めざにゅ～」（フジ系）で前日に開催された「セブンティーン 夏の学園祭」が紹介され、その中で当時14歳の広瀬アリスが「ミスセブンティーン2009」の1人として登場したのを見て以来、私はずっとアリス推しだ。
妹のすずが姉のアリスをすごい勢いで追い抜いていくのを見ながら、「どうか腐らないでいてくれますように」と祈っていた時期もあったが、アリスは暗黒期を見事にクリアして現在のポジにたどり着いてくれたことが非常にうれしい。2021年放送のドラマ「知ってるワイフ」（フジ系）で共演した大倉忠義と、翌22年1月に交際報道が出た時には、「このまま結婚して芸能界を引退するかも」「そうなったらもうアリスの姿を見る機会がなくなるかも」と祝福しなければと思う気持ちより残念な気持ちが大きく膨らんだこともあったが、アリスは「スタエン御用達女優」こと、スタエン（STARTO ENTERTAINMENT）所属のタレントとの「共演OK女優」になってくれたので実に喜ばしい。大倉と破局したことも女優としての「肥やし」になっていることだろう。
4月12日スタートのドラマ「なんで私が神説教」（日本テレビ系）ではSnow Manの渡辺翔太と共演するが、2人が交際する可能性は「ほぼゼロ」と思われる。なぜなら、仕事がない限りヘアサロンに行くこともないと公言しているアリスが、顔にメスは入れないが、ヒアルロン酸を打ったり、糸を入れたりする「Snow Manの美容番長」の異名を持つ渡辺と恋に落ちるとは思えないからだ。しかしアリスも、皮膚科でのメンテはしていることを3月26日放送の「世界頂グルメ最終回SP」（日テレ系）で明かしていたから、美容番長・渡辺に教えを乞うことはありそうだ。同番組では、セブ島ロケを一緒にしたやす子から「ものすごく将来に対する怖さがあります」などと不安を打ち明けられると、「私は劣等感を持ってた時期があったから人に優しくなれるし、自分と同じ気持ちになってほしくないからアドバイスできる」「本当に行き詰まったら潔く休む」「自分の健康よりも大事な仕事ってない」「手放すっていう勇気も覚えたし。たかが少し休んで忘れられるくらいの仕事を、私たちはしていない」など、神説教のような名言が次々と飛び出した。
ラップ好きのやす子は「なんかラップ聞いてるみたい！」「ブッ刺さるんですけど！」などと喜んでいたが、アリスに肩をパンと叩かれ励まされたい人は、日本にはかなり多いと思う。
（森山いま）
