2023年12月に亡くなった、八代亜紀さんの“フル脱ぎ写真”を2枚が封入された“特典付き”アルバムを4月21日に販売すると公表している鹿児島県のレコード会社「ニューセンチュリーレコード」。
しかも写真は本人の許諾を得たわけでもなく、20代の頃にポラロイドカメラで撮影されたというものだ。レコード会社に対して八代さんの所属事務所も反対声明を出し、SNSでも#八代亜紀さんの尊厳を守れ、で広まっていることもあって、大手レコード販売会社やAmazon、楽天などでも4月16日現在、CDが購入できない、事実上の流通不能状態になっている。
こうした一連の報道にゾワっときているのが、過去に“イタい”彼氏がいたことのある世の女性たち。ネット上には、「もしこれが販売されるってことは、昔付き合った彼とラブラブだった頃の写真や画像を、後から使われても何もできないってこと?」「彼が勝手に撮った自分の写真を、ネットで流されても法的にはOKなの?」といった声がネットに続々。
付き合っている時は、別れることなんて1ミリも頭にないから、キスやベッドをともにした時もスマホで撮られていても笑っていたし、またはコトが終わった後、こっちが疲れて眠っている時に、知らないうちに生まれたままの姿を撮られていた可能性だってあるというわけだ。
「八代亜紀に関するすべての権利を購入して売買契約を結んでいる。権利を持っているものに対して、何か言われる筋合いはない」などとニューセンチュリーレコード側は表明していることが報じられているが、それと同様に、元彼が「自分が撮った写真は自分に所有権がある。何か言われる筋合いはない」とか言い出したら怖すぎる!!!
日本では14年からリベンジポルノ防止法で規制されていて、撮影対象者の許諾がなく画像などを公表することがアウト。なので、もし元彼が過去の自分の画像を勝手にばら撒いた場合訴えることができる。今回の問題にもそれが適用できないか検討されるべきとの声も識者からは聞こえるが、たとえ元彼を懲役刑または罰金にしたところで、一度ネット上に拡散されてしまえば、データは完全に消し去ることはできない。
10代、20代の頃は、ちょっとイタいやつと付き合ってたな?、そう言えばあいつ、いちゃいちゃしている時に写メ撮るの、好きだったよな?、という思い出が、今回の騒動で一気にゾワっとくる恐怖に。昔の彼氏が今常識的なのかどうかなんてわからないしね。空に向かって祈るしかないのだ。
(ロドリゴいしざわ)