TikTokで大バズりした楽曲「わたしの一番かわいいところ」。Z世代を中心に火がついたこの一曲は、今や30代、40代、ひいては50代の女性たちにも“なぜか刺さる”と共感を呼んでいる。中でも注目を集めたのが、FRUITS ZIPPERのミントグリーン担当、櫻井優衣。ぱっちりとした目元に、あどけなさと計算の間を行き来する絶妙な表情。SNSでは「こんな子、見たことない」とさらにバズを巻き起こした。
美容クリニックでも“FRUITS ZIPPER顔にしたい”という相談が増えているという。だが、専門家の間ではその「かわいさの旬」に警鐘を鳴らす声も少なくない。
「ブームの顔はいずれ古くなります。なので、個性が大切になってくるのですが、櫻井さんはまさに本人の個性と絶妙にマッチしています。流行に左右されない“普遍的なかわいさ”だと感じます」(アイドルライター)
さらに注目されているのが、赤担当の月足天音。彼女の透明感あるビジュアルと、ほのかな色香を感じさせる表情は、「大人っぽいのに少女感がある」として、男性だけでなく女性たちからも根強い人気を集めている。一方、エネルギッシュな魅力を放つ松本かれんの“元気系ビジュアル”は、王道アイドルとは一線を画す存在感。「顔よりも空気感で惹きつける」という声も多く、いわば“トータルで魅せる令和のスター像”とも言える。
FRUITS ZIPPERのメンバーそれぞれが違う魅力を持ちながら、全員に共通しているのは「自分にフィットしたかわいさを知っている」ということ。
「彼女たちのかわいさは、何年もかけて練りに練られて作られてますから。それこそ“かわいいには賞味期限はない”という説を証明してくれるでしょう」(前出・アイドルライター)
“かわいさ”とは、生まれ持ったパーツだけではなく、自分の魅力をどうアップデートし、どう育てていくか。FRUITS ZIPPERが体現するのは、そんな時代の答えなのかもしれない。