2月14日開幕のフィギュアスケート四大陸選手権で、男子シングルに出場する羽生結弦、宇野昌磨、田中刑事の3選手。本命視される羽生に次ぐ位置にいると目されているのが、羽生が欠場した昨年12月の全日本選手権で優勝した宇野だ。年末年始にはアメリカとカナダでの合宿を行い、準備も万端だという。
「宇野は、シカゴの元ウクライナチャンピオンで女子選手のグレイシー・ゴールドにジャンプの基礎を叩き込んだことで知られているアレクサンダー・オーリアシェフコーチのもとで、朝6時半から夕方16時までずっとリンクでトレーニングというハードな合宿を行ったようです。練習では重いタイヤのようなものを頭の上にかかげて片足で滑るなど、普段やらないようなメニューをこなし、ジャンプやフィジカルの強化を目的としたトレーニングを行ったのだとか。シカゴの後は、トロントに移動してデビッド・ウィルソンにエキジビションの振付を依頼し、演技の幅を広げられるよう、着々と準備したということです」(スポーツライター)
昨年の夏にも、海外でのハードな合宿で体力面を鍛え、その成果を確実にものにした宇野。年末年始の合宿の成果もまた一段と宇野を強く、大きくしていることだろう。四大陸選手権の演技のさらなる飛躍にファンの大きな期待がかかっている。
(芝公子)