あなたはアイスクリームが好きですか? きっと、真っ先に手を挙げる女性は多いのではないでしょうか。日本で市販されているアイスって、本当にレベルが高いですよね。そんなアイスですが、一般的に「ちょっと溶けたときに食べるのが最も美味しい」とよくいわれているようですが、それって本当なの?
■ちょっと溶かすと美味しくなるのはなぜ?
なぜ、アイスはちょっと溶けた状態が美味しいのでしょうか。その理由として考えられるのは、人の舌は食べ物の温度によって味覚が変わるようにできているからかもしれません。溶けた部分と、まだカチコチの凍った部分との味の変化を楽しめるため、より美味しい体験ができるのでしょう。
もう1つ考えられるのは、食べ物は凍らせるとほとんどの場合に味が薄くなるので、甘さが命のアイスは凍った状態でちょうどよい甘さになるよう、より甘めに作ってある可能性があるからかもしれません。そのため、溶けた後は凍った状態で食べるよりも、甘味を感じやすいというわけです。
これらを踏まえるとアイスを一部溶かして食べたくなりますが、完全に溶かしてしまうのはNGなようです。これはメーカーも推奨していないようです。いったい、どういうことなのでしょうか?
■アイスが完全に溶けたら食べてはいけない!?
グリコの公式サイトでは、一度完全に溶けたアイスは絶対に食べないように注意喚起しています。アイスは絶妙なバランスで成り立っており、完全に溶けてしまうと組織が崩壊して味わいもバラバラに。再冷凍しても元の味には戻らないどころか、味も食感もかなり落ちてしまうそうです。また、溶けたアイスに細菌が繁殖することもあるため、衛生上の観点からもオススメしないとのことです。
これからますます暑くなってきて、アイスが食べたくなってくるでしょう。でも、アイスを溶かして食べるなら“程よく溶かす”のにとどめておくのがよさそうです。