北川景子主演ドラマ「あなうば」こと「あなたを奪ったその日から」(フジテレビ系)がどんどん予想外の展開になっていると注目されているようだ。
5月19日放送の第5話では、中越美海(一色香澄)の実父である結城旭(大森南朋)が立ち上げた新業態スーパー「スイッチバック」に就職した中越紘海(北川景子)は、旭が力を入れている「お客様相談室」に配属が決定。かつて旭が社長を務める惣菜店のパンを食べたことで、実の娘・灯(石原朱馬)がアナフィラキシーショックを起こして亡くなった裏に「旭が何かを隠蔽している」と感じている紘美は、スーパー各店から集まる「お客様の声」の中に、旭に対する誹謗中傷が書き込まれた声が月1回「碑文谷店」に投函されていることを知る。そのことを旭に報告した紘海は、それが社内の誰かによる誹謗中傷であることをすでに気付いている旭に驚く。
灯が亡くなった食品事故での記者会見では「子どもが何を口にするかは親の責任」と放言した、紘海にとっては“極悪人”のように見えた旭。しかし自身の誹謗中傷を書いている社内の誰かを追及するようなことはせず、「人の心は万華鏡。どんな人でも見る角度を変えると、ガラリと違う顔が見えてくる」と、かばうような優しい一面を見せたのだから、紘海が驚く気持ちもわからなくもない。
そんな紘海の驚く気持ちに対し、ネット上では「奪った娘の実父が経営するスーパーに就職する紘海の大胆さのほうが、善人の顔を少しだけ見せた旭より驚き」と指摘する声が相次いでいる。さらに5月26日に放送される第6話の予告では「この人は、娘の顔をわかるだろうか」という紘海の心の声とともに、美海=萌子の写真を旭に見せようとする紘海の姿が放送されたため、「ええっ?!紘海は何をしようとしてるの?」「紘海の大胆すぎる行動が理解不能」「萌子を奪って美海にしてしまったことを自分からバラしに行っているとしか思えない」といった悲鳴にも似た声があがっているのだ。
中には、紘海の行動があまりにも大胆なことから「もしや旭と再婚する未来もあり得るのでは?」と予想する声もあがっているが、確かにこの流れなら「それもアリ」かもしれない。
(森山いま)