とんねるずの木梨憲武が5月20日に自身のインスタグラムで公開した1枚の写真が、大きな反響を呼んでいる。写っていたのは、同世代の盟友・ブラザー・コーン、ヒロミとの3ショット。年齢を重ねた男たちが肩を並べて笑う姿は、どこか温かく、そして確かなかっこよさを感じさせた。
木梨は「コーンちゃん、ヒロミくん、相変わらず優しい先輩方と」とのコメントを添え、まるで旧友と過ごす休日のようなリラックス感あふれるショットを披露。帽子にカジュアルなシャツという気取らない装いにも、自然体の魅力がにじみ出ている。
「SNSでは『こんなふうに歳をとりたい』『かっこいい大人って、こういう人たちのこと』『イケオジ』といったコメントが続出。派手な演出や若作りに頼らない、“素のままのダンディズム”が今の時代の空気にぴったりハマった印象です・木梨の自由な生き方や肩ひじ張らない姿勢には、世代を問わずあこがれの声が集まっています」(芸能ライター)
木梨といえば、お笑いだけでなくアートや音楽、ファッションの分野でも活躍を続ける“マルチな表現者”。1990年代からアーティストとしても活動し、近年は個展やライブなどでも存在感を放っている。
一方、ドラマ界でも“アラカン俳優”の存在感が急上昇中だ。
「今期のドラマでは、『キャスター』(TBS系)の阿部寛、『続・続・最後から二番目の恋』(フジテレビ系)の中井貴一、そして『PJ ~航空救難団~』(テレビ朝日系)の内野聖陽など、50代後半から60代のベテラン俳優の主演が目立ちます。若者のテレビ離れが指摘されているとはいえ、昨今のテレビ界ではコア視聴率(13歳~49歳)が重視されており、若手俳優と絡んでも違和感のないタイプのベテラン俳優は希少。役者として円熟味を増す吉田鋼太郎や、年齢を重ねてもなお独自の空気感と色気を漂わせるリリー・フランキーなどは、全クールを通じて見ない時がないほど出ずっぱり。無理に若作りせず、自分らしく年齢を重ねる姿に共感が集まる今、経験と人間味をにじませながら魅せるスタイルが、令和の“大人のかっこよさ”として支持を集めているのでしょう」(エンタメ誌編集者)
盛らず、競わず、でも確かに目を引く―ダンディズムを感じさせる“アラカン男子”が脚光を浴びる時代が来ているようだ。